.
パケットの情報やセッション状況をリアルタイムで監視「TCP Monitor Plus」
送受信量や平均転送速度、セッション状態をログに記録していくことも可能
(03/01/22)
|
「TCP Monitor Plus」v0.70 |
TCP/IPパケットの情報やセッション状況をリアルタイムでモニタリング可能なソフト「TCP Monitor Plus」v0.70が、18日に公開された。Windows98/2000に対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。
「TCP Monitor Plus」は、インストールされたPCのネットワークアダプターを通過するTCP/IPパケットを監視して、パケットの詳細情報やセッション状況を画面に表示するソフト。表示画面は項目ごとにタブで整理されており、このタブで画面を切り替えながら各情報を参照する。“トラフィックモニター”タブでは、パケットの送受信量をグラフと数値でリアルタイムに表示し、転送速度を確認することもできる。ネットワークアダプターが複数ある場合は、画面上部のプルダウンメニューからそれぞれ選択可能。“IP監視モニター”では、相手IPアドレスやホスト名、ポート番号といった各パケットの詳細情報を一覧形式で随時表示する。“セッションモニター”タブでは、現在接続中のホスト名やIPアドレス、接続時間などが参照可能。このほかにも、ネットワークアダプターのMACアドレスやMTU値などのネットワークインターフェイスの詳細情報を確認できるタブや、NSLOOKUP/NETSTAT/WHOISといったネットワークコマンドを実行できるタブを備えている。
さらに、送受信量や平均転送速度、セッション状態を指定した時間ごとにログに記録していくことも可能。秒単位で間隔を設定すると、最新状態をひとつのテキストファイルに追記していく仕組みで、ログの記録フォーマットはユーザーがカスタマイズすることもできる。サーバーなどで実行しておけば、どの時間帯にトラフィックが多かったかといったことが手軽に調査できるだろう。
【著作権者】OGA 氏
【対応OS】Windows98/2000
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.70(03/01/18)
□OGA's Web Page
http://hp.vector.co.jp/authors/VA032928/
(大場 亮)