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米Futuremark、DirectX 9.0対応の3Dベンチマークソフト「3DMark03」をリリース
4種類あるゲームテストの情景を中心にしたレビューを本日中に掲載する予定
(03/02/12)
【21:00更新】
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“DEMO”のオープニングロゴ |
米国カリフォルニア州サラトガ市のFuturemark Corporationは11日(現地時間)、DirectX 9.0対応の3Dグラフィックと3Dサウンドの性能を測定するベンチマークソフト「3DMark03」v3.1.3をリリースした。同社製の定番ベンチマークソフト“3DMark”シリーズの最新版であり、今回のベンチマークでは4種類の3Dゲームテストを中心に、“Pixel Shader 2.0”や“Vertex Shader”のテスト、3Dサウンドのテストなどを行うことができる。Windows 98/Me/2000/XPに対応するフリーソフトだが、Pro版のライセンスを39.99ドルで購入すれば、ベンチマークのテスト項目の設定を変更したり、テスト結果をオンラインで比較する拡張機能などを利用できるようになる。なお、動作にはDirectX 9.0のほか、1GMhz以上のクロック数で動作するCPU、256MB以上のメモリ、1.0GB以上のハードディスク空き容量、DirectX 9.0互換でDirectX 7.0に完全対応したビデオカードなどが必要とのこと。
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「The Long Reach: DEEP FIGHTER ESCORT」 |
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激しい空中戦が繰り広げられる |
「3DMark03」は、DirectX 9.0対応の3Dベンチマークソフト。ゲームデモ風の4種類のテストを基本とし、細部まで造形されたサイとゾウの置物を回転させたり、空想上の怪物“トロール”を大幅に動かした際の動作速度を計測することができる。ただし、3Dサウンドや“Pixel Shader 2.0”などのテストは、それぞれに対応するハードウェアをパソコンに搭載していない場合には実行することができないので注意しよう。また、ベンチマークのテストとは別メニューで用意されている“DEMO”を実行すれば、ストーリー仕立てで音声付きのゲームデモ風リアルタイムムービーを表示することも可能。“DEMO”のみで見ることができる派手なシーンも用意されているので必見だ。
たとえば、“DEMO”では戦争記録と思しきセピア色のフィルムが再生され、空中戦の直前に色が鮮明になるといった映画風の演出から始まる。米軍と独軍の戦闘機が入り乱れて戦う激しい空中戦が繰り広げられ、米軍の一機の戦闘機が背後から迫ってきた独軍の戦闘機を宙返りで返り討ちにするも、飛行を続けることができなくなり郊外に不時着する。戦闘機が戦争とは無縁の牛に衝突する寸前で止まり、そのまま舞台は未来の宇宙へと移行する。次は宇宙服に身を包んだ兵士達が銃撃戦を仕掛け、敵の宇宙船に乗り込むシーンが、その次には剣を片手に持った女性が本棚の裏に隠された隠し部屋に潜入し、怪物“トロール”と戦うシーンが描かれる。最後に、川のせせらぎや木々に生い茂る葉が風に吹かれて揺れる景観シミュレーター風のシーンに移り、河原で亀に見つめられた蝶が自由に飛び回る様を楽しめるだろう。
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宇宙服に身を包んだ兵士達 |
女性の瞳に映るものは何か |
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蝶を追いかける亀 |
スタッフロール |
【著作権者】Futuremark Corporation
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト(Pro版はシェアウェア39.95ドル)
【バージョン】3.1.3(02/02/11)
□Futuremark
http://www.futuremark.com/
□Futuremark - Products - Benchmarks - 3DMark03
http://www.futuremark.com/products/3dmark03/
(竹元 克己)