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タブ型Webブラウザー「Opera」v7.02の日本語正式版がリリース

窓の杜からもダウンロードできる

（03/02/27）

「Opera」v7.02（Build 2668）日本語版

　ノルウェー・オスロ市のOpera Software ASAは27日（日本時間）、同社独自のWebページ表示エンジンを従来のv6シリーズからさらに一新したタブ型Webブラウザー「Opera」7.02（Build 2668）日本語版の正式版を公開した。Windows 98/Me/2000/XPに対応し、広告バナーを同ソフトのツールバー上に表示する代わりに無償で利用できるフリーソフトだが、シェアウェア登録料の4,800円を支払えば広告バナー画像を非表示にすることができる。現在同社のホームページや窓の杜からダウンロードできる。

　「Opera」v7.02（Build 2668）日本語版は、従来のv6シリーズからWeb表示エンジンを一新し、さらなる高速化や機能強化が図られたタブ型Webブラウザーの最新版であるとともに、v7シリーズとしては初の日本語版の正式版となる。なお、先日記事にした非公式版とはバージョンもビルドナンバーも同じだが、今回公開された正式版では言語ファイルに関するメッセージが表示されなくなっており、非公式版から何らかの修正が施されたものと思われる。また、今回公開されたv7.02のリリースノートによると、IME関連の動作を改善したほか、セキュリティ情報公開サイト“Secunia”で指摘された問題を修正したとのこと。なお、今回の正式版については、（株）トランスウエアから同ソフトの転載依頼もあり、すでに窓の杜からもダウンロード可能となっている。

　v6シリーズからの主な変更点は、任意のタブを「Opera」ウィンドウの外側へドラッグ＆ドロップしたときに、そのタブを独立したウィンドウに分離することが可能となったこと。タブではWebページだけではなく、メールの編集中の内容や一覧リストといったものから、ヘルプに至るまで「Opera」のさまざまな情報を表示できる。たとえば、複数のWebページを閲覧しながらメールを書く際に、単純に「Opera」ウィンドウ内でタイル状に並べて表示するよりも、メールに関するタブを分離した方が作業効率が向上する場合もあるだろう。

　また、ブラウザー画面左側に表示される機能群の“ホットリスト”には、“ブックマーク”機能や“メール”機能といった従来の機能に加えて、4種類の機能が追加された。4種類の新機能の中でも特筆すべきは“リンク”機能だろう。同機能を使えば、現在開いているWebページから張られているすべてのリンク先を一覧表示するほか、[Lock]ボタンを押せば一覧の内容を一時的に固定することができる。たとえば、“asahi.com”や窓の杜で最新記事の一覧が表示されているトップページを開いた段階で固定しておけば、記事を次々に開いたり興味のある記事をまとめて開くといったことが容易に行えるので非常に便利だ。

【著作権者】Opera Software ASA（日本での販売権は（株）トランスウエアが所有）
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト（広告非表示版は4,800円）
【バージョン】7.02（Build 2668）日本語版（03/02/27）

□Opera日本語サイト - The Best Internet Experience
http://jp.opera.com/
□Changelog for Opera 7.02 for Windows
http://www.opera.com/windows/changelogs/702/index.dml
□窓の杜 - Opera
http://www.forest.impress.co.jp/library/opera.html

（竹元 克己）