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メールアドレス収集を困難にする「HTMLエンティティ生成」がバージョンアップ
メールアドレス収集ソフトに巡回されたくないURLはエンティティ表記で記述しよう
(03/03/13)
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「HTMLエンティティ生成」v1.51 |
メールアドレスを10/16進数コードのエンティティ表記に変換できるソフト「HTMLエンティティ生成」が1日、v1.51にバージョンアップした。Windows 95/98/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、動作にはVB 6ランタイムが必要。
「HTMLエンティティ生成」は、Webページ上に記載したメールアドレスをメールアドレス収集ソフトなどから拾われにくくするため、エンティティ表記に変換するソフト。今回のバージョンより、メールアドレスだけでなくURLの変換にも対応した。これにより、メールアドレス収集ソフトに巡回されたくないWebページへのリンクをエンティティ表記で記述すれば、リンク先のWebページにあるメールアドレスが拾われる可能性を減少できるようになった。エンティティ表記とは、“&”と“;”の間に文字コードを記述して文字を表示する仕組みのことで、HTMLソースに直接記述しただけではWebブラウザーに表示されない“<”などの特殊記号も、“<”と記述すれば表示することができる。また特殊記号だけでなく、英数半角文字もエンティティ表記で記述することが可能で、たとえば“mado”を10進数コードのエンティティ表記に変換すると“mado”となり、16進数コードならば“mado”となる。本ソフトでは、通常の表記と10進数コード、16進数コードのエンティティ表記を混ぜて変換することが可能。なお、エンティティ表記で記述された文字列は、Webブラウザー上での見かけは通常の文字列と変わらず、“mailto:”を使ったリンクなども正常に動作する。
利用方法は簡単で、エンティティ表記に変換したいメールアドレスやURLを入力し、[変換]ボタンを押すと、入力欄下に変換された文字列が表示される。あとは[Clipコピー]ボタンを押せば、文字列がクリップボードにコピーされるので、HTMLソースに貼り付ければよい。たとえば、メールアドレスを書き込む形式の掲示板へのURLに使用すれば、メールアドレス収集ソフトが掲示板に入りにくくなり、掲示板利用者にスパムメールが届くといった事態を防ぐ効果が期待できる。スパムメールに悩まされたくないWebページの管理者は、「HTMLエンティティ生成」を試してみてはいかがだろう。
【著作権者】嶌津 信彦 氏
【対応OS】Windows 95/98/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.51(03/03/01)
□Appli Box & Cup のページ
http://ab.jpn.ph/
□窓の杜 - 【NEWS】メールアドレスを収集されにくくする「HTMLランダムネームエンティティ生成」
http://www.forest.impress.co.jp/article/2003/01/29/htmlentity.html
(石川 敬峰)