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戦国武将の軍を自由に指揮できる戦国合戦シミュレーション「戦国の兵法者」
“桶狭間の戦い”や“関ヶ原の合戦”を独自の采配で戦い抜こう
(03/04/01)
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「戦国の兵法者」v1.01 |
戦国武将の軍を自由に指揮できる戦国合戦シミュレーション「戦国の兵法者」が、3月26日に公開された。Windows 95/98/Me/2000/XPに対応するシェアウェアで、価格は2,800円。現在作者のホームページからダウンロードできる。なおシリアルキーを入力するまでは、2つのステージのみをプレイできる試用版として動作する。また、動作にはDirectX 6以降が必要。
「戦国の兵法者」は、織田信長や徳川家康などの戦国武将の軍を指揮して“桶狭間の戦い”や“関ヶ原の合戦”に挑む戦国合戦シミュレーションゲーム。コンピューターと対戦したり、チャットを交えながらのネットワーク対戦を楽しむことができる。平地や山林などで構成されたフィールドを真上から見下ろした画面内で、味方軍に“移動”や“攻撃”などの命令を下して敵軍の総大将を討ち取るのが目的。ステージは“桶狭間の戦い”や“関ヶ原の合戦”などが用意されており、それぞれ織田信長軍や徳川家康軍を指揮して合戦に挑む。ただし、3段階用意された難易度を変更すると同じステージでも別の軍隊を指揮して戦うことになる。たとえば、“桶狭間の戦い”で初級を選択すると織田信長軍を、中級を選択すると今川義元軍、上級では松平元康軍を指揮することになる。なお、敵軍に攻め込まれて総大将を討ち取られるとゲームオーバーだ。
ゲームは、味方軍の武将が率いる各部隊に命令を与える“采配フェイズ”と、両軍が与えられた命令を同時に実行する“戦闘フェイズ”に分かれている。采配フェイズでは、“移動”や“攻撃”“休息”などの6種類のコマンドで各部隊に命令を下すことができ、“移動”または“攻撃”を選択すると各部隊の“陣形”を変更することが可能。“陣形”には、攻守のバランスに優れた“魚鱗の陣”や、兵をV字型に列べて侵攻する“鶴翼の陣”などが用意されているので、敵軍の動きや味方軍の数によって臨機応変に変更するとよい。各部隊に命令を与えた後は戦闘フェイズに移行し、画面右下に用意された横長のゲージがゼロになるまで敵味方が激しい戦闘を繰り広げる。戦闘フェイズでは部隊に命令を送れないので、敵軍の次の動きや陣形を予測することも必要だ。戦闘フェイズでゲージがゼロになると両軍の動きが停止して1ターン終了となり、次のターンの采配フェイズとなる。
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ステージ選択画面 |
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戦闘フェイズ |
各部隊には“志気”と“体力”が設定されており、前者は攻撃力、後者は移動力と関連している。さらに地形によって攻撃力などが変化するので、敵を攻撃するときは平地に誘い込み、守りに徹するときは山林に潜むなど、地形を利用する有利に戦いを進めることができる。また、画面内に表示されている旗は各部隊の大将の位置を示しているので、総大将の旗を目指して進軍させると早くクリアできるだろう。そのほか、天気によって敵の位置がわからなくなったり、特定のステージをクリアすることで新しい“陣形”を追加できるなど、さまざまな要素が盛り込まれている。さらに、最大で2対2のネットワーク対戦を行うことも可能だ。歴史を動かした合戦を自らの手で再現したい人は、このソフトをプレイしてみてはどうだろうか。
【著作権者】M.Sekiya 氏
【対応OS】Windows 95/98/Me/2000/XP
【ソフト種別】シェアウェア 2,800円
【バージョン】1.01(03/03/26)
□StudioGIW - M.Sekiya Home page
http://www.page.sannet.ne.jp/m-sky/game/
(小津 智幸)