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Webページのコピーや印刷を禁止できる「ANTIDOTE for PC HTML Protector」
Webブラウザー上でテキストの範囲選択や印刷、右クリックメニューを禁止可能
(03/04/23)
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「ANTIDOTE for PC HTML Protector」v1.0 |
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変換前 |
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変換後 |
HTML/ASPファイルのソースにスクランブルをかけ、Webブラウザーで表示した際にテキストや画像のコピー・印刷ができないようにする「ANTIDOTE for PC HTML Protector」v1.0が、23日に公開された。Windows 95/98/Me/NT/2000/XPに対応する3,400円のシェアウェアで、起動30回までは機能の制限なく試用可能。現在作者のホームページからダウンロードできる。
「ANTIDOTE for PC HTML Protector」は、Webブラウザーで表示させた際にテキストや画像のコピーができない状態に、ローカルに保存したHTML/ASPファイルを変換できるソフト。本ソフトで変換したファイルは、JavaScriptが動作するWebブラウザーでは正常に表示されるが、表示中のテキストや画像に特殊なタグを用いてスクランブルをかけるため、コピー・印刷などが一切できなくなる。始めに[ソースページ指定]タブでローカルに保存しているHTML/ASPファイルを、ファイルまたはフォルダ単位で指定し、[Metaタグ][スクリプト][著作物 / コンテンツ 保護]タブでWebブラウザーで表示した際の禁止事項を、チェックボックスやラジオボタンで選択していく。最後に[ページ出力先指定]タブでファイルの保存先を指定し、ウィンドウ右にある[保護]ボタンを押すとHTML/ASPファイルが変換され、[結果レポート]タブでそのファイルをWebブラウザーで表示したり、ソースを「メモ帳」で確認可能だ。
このとき[Metaタグ]タブでは、WebブラウザーがWebページをキャッシュやTEMPファイルへ保存することを無効化したり、ロボット型の検索エンジンによる情報収集を禁止することができる。また、[スクリプト]タブでHTML/ASPファイルをWebブラウザーに表示した際に、右クリックメニューを無効化したり、テキストの範囲選択や印刷、オフラインでのWebページ表示を禁止することが可能。さらに、[著作物 / コンテンツ 保護]タブでWebページに記載したメールアドレス、リンクのURL、文字列を暗号化し、収集ソフトなどから拾われにくくすることができる。
そのほか、[除外タグの指定]タブで任意のタグに挟まれた文字列だけを変換しないようにすることが可能なため、一部分の情報は通常通りに公開できる。なお、このソフトで作成したWebページを正常に表示させるには、JavaScriptが動作するブラウザーでJavaScriptをオンにしなければならないため、Webページ上に注意を促す記述をしておくとよいだろう。本ソフトを利用すれば、自分のWebサイトで公開している情報が、他のサイトで流用されるのを防ぐことが可能なため、Webサイトの著作権を保護するのに役立つだろう。
【著作権者】VINTAGE SOLUTIONS, INC
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT/2000/XP
【ソフト種別】シェアウェア 3,400円
【バージョン】1.0(03/04/23)
□VINTAGE SOLUTIONS, INC ホームページ
http://www.vintage-solutions.com/indexjpn.html
(中井 浩晶)