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【第170回】
アクションパズル「ドカちゃんのオニごっこEx」
追って追われて、迷路の中を駆け抜けろ!!
(03/05/16)
かつてゲームセンターにあったゲームは、単純なルールのものが多かった。その中でも比較的多かったのが、(株)ナムコの「パックマン」に代表されるオニごっこ型のゲーム。敵の追跡をひたすらかわしながら、すべてのアイテムを拾ったり、無事ゴールにたどり着ければ勝ちというもの。今回は、そんな懐かしい雰囲気を味わいながら白熱したオニごっこを楽しむことができる「ドカちゃんのオニごっこEx」を紹介しよう。
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オニたちの追撃をかわしながら、制限時間内に4匹のヒヨコを捕まえよう |
「ドカちゃんのオニごっこEx」は、その名のとおり“オニごっこ”をモチーフにしたアクションパズルだ。ゲームはステージクリア型となっており、巨大迷路内でオニに捕まらないように逃げつつ、制限時間内に迷路内を動き回る4匹のヒヨコを捕まえるのが目的。なお、フィールド内で動き回っているオニに捕まると一発でゲームオーバー。1プレイにつき3回までコンティニューすることができる。“ドカちゃん”“トビちゃん”“ダイちゃん”といったさまざまな能力を備えたキャラクターの中から1人を選択して巨大迷路に挑もう。ゲームモードは、制限時間内に4匹のヒヨコを捕まえる“ぴよぴよバトルゲーム”のほか、オニに捕まらないように巨大迷路内をひたすら逃げ回る“逃げ切りランキングゲーム”、4人のキャラクターで実際のルールと同じ“オニごっこ”を行う“みんなでオニごっこゲーム”が用意されている。
プレイ画面は2Dの迷路を斜め上から見下ろしたスタイルで、プレイヤーが操作するキャラクターの移動に合わせて上下左右に自動でスクロールする仕組み。画面下側には“ミニレーダー”が用意されていて、自分やオニ、ヒヨコの位置などを把握することができる。そして画面左下には、迷路内で拾ったアイテムを使用できる“アイテムボックス”と、各キャラクターごとの“パワーアクション”を発動するための必要な“パワーゲージ”が表示されている。各キャラクターは、“パワーゲージ”を満たすと“パワーアクション”という特殊技を発動することが可能。“パワーアクション”の内容は、“ドカちゃん”なら壁の飛び越し、“トビちゃん”なら移動速度アップ、“ダイちゃん”なら敵の動きを一定時間止めることができる。
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オニに捕まるとゲームオーバー |
クリアするためのコツは、各種のアイテムを上手に使うこと。マップは行き止まりの場所が多いので、壁を跳び越して移動できる“羽”や、オニに捕まってもプレイを続行できる“ハート”、敵を通路に進入させない“進入禁止”などは必ずゲットしたい。同様に、“パワーゲージ”が満たされたときに使用できる“パワーアクション”の使いどころも重要だ。オニに捕まりそうになったときは迷わず発動して、逃げ切りを目指すべし。ターゲットのヒヨコは後ろから追いかけてもなかなか捕まえることができないので、まずオニから逃げることを優先しつつ、十字路やT字路で待ち伏せするとよいだろう。
とにかく、キャラクターの動きや表情がかわいらしい。画面全体の構成や色使いもどこか懐かしい雰囲気が漂っている。逃げるヒヨコを捕まえたら勝ち、追いかけてくるオニに捕まえられたら負けというシンプルなルールだが、アイテムやパワーアクションの使いどころが難しく、単なる追いかけっこゲームになっていないところもよい。また、“ぴよぴよバトルゲーム”と“みんなでオニごっこゲーム”は、2人協力プレイや対戦プレイを楽しむことができるので、是非、気の合う仲間とプレイしてほしい。なお、本ゲームはシェアウェアとなっており、ライセンスキーを入力するまでは、“みんなでオニごっこゲーム”がプレイできないほか、“逃げ切りランキングゲーム”でプレイできるステージが最初の1ステージのみに制限される。
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“パワーアクション”で危機を乗り越えろ!! |
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キャラクターの表情や動きがかわいらしい |
【著作権者】D-Yama(だーやま) 氏
【対応OS】Windows 98/Me(編集部にてWindows XPで動作を確認)
【ソフト種別】シェアウェア 500円
【バージョン】-(02/11/17)
【ファイルサイズ】1.4MB
□やまだのあな
http://village.infoweb.ne.jp/~yamaana/
(三鷹 昭一郎)