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FPSゲーム「Wolfenstein: Enemy Territory」がフリーソフトとしてリリース
独軍と連合軍に分かれて戦うマルチプレイ専用の一人称視点型シューティング
(03/05/30)
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「Wolfenstein: Enemy Territory」 |
第二次世界大戦のヨーロッパや北アフリカを舞台に独軍と連合軍に分かれて戦う、マルチプレイ専用の一人称視点型シューティングゲーム「Wolfenstein: Enemy Territory」の正式版が、米国時間の29日にリリースされた。制作元はid Software, Inc.、配布元はActivision, Inc.、開発元はSplash Damage, Ltd.。Windows 98/Me/2000/XP版とLinux版がいずれもフリーソフトとして公開されており、現在同ゲームのオフィシャルサイトよりリンクされているダウンロードサイトからダウンロードできる。なお、動作にはDirectX 8.1以降のほか、OpenGLに対応した3Dビデオカードが必要。
「Wolfenstein: Enemy Territory」は、独軍と連合軍に分かれて戦うマルチプレイ専用の一人称視点型シューティングゲーム。当初はパッケージソフト「Return To Castle Wolfenstein」のアドオンとして開発されていたが、紆余曲折を経て最終的には前者のゲームがなくても単体で動作するフリーソフトとして公開された。自分でサーバーを起動するか、もしくはインターネット上の公開サーバーに接続し、独軍か連合軍のどちらのチームに属するかを選択後、ゲーム内での役割や装備などが異なる兵科の中から好きなものを選べば、戦闘に参加することができる。ゲームのルールはサーバーを起動している人が自由に変更できるが、基本的には戦闘不能になっても自軍の基地から何度でも出撃を繰り返すことが可能で、自分のチームメイトと協力して制限時間内に拠点破壊や物資運搬など、マップごとに決められている任務を遂行した側のチームが勝者となる。
選択できる兵科には、火炎放射器やバズーカ砲などの重火器を扱うことができる“Soldier”、ライフがゼロになって倒れた仲間を注射一発で復活させることができる“Medic”、高見台の建築や戦車の修理から目標ポイントをダイナマイトで破壊することもできる“Engineer”、弾丸を補給したり任意の場所を爆撃するように指示を出すことができる“Field Ops”、倒した敵の軍服を奪って変装したりスナイパー銃で遠隔射撃することができる“Covert Ops”の5種類がある。どこで何を行えるのかは戦略マップを開いて確認できるほか、オブジェに近づいたときにダイナマイトが表示されれば破壊、スパナが表示されれば修理や建造といったように指示が画像で示されるのが分かりやすい。また、敵の攻撃を受けてライフがゼロになっても、とどめを刺されない限りは“Medic”の注射で復活することが可能なので、混戦状態を打開したいときには敵に確実にトドメを刺すようにしよう。
なお、2カ月前に公開されたテスト版では、“Fuel Dump”のマップしかプレイできなかったが、今回公開された正式版では“Seawall Battery”、“Siwa Oasis”、“Gold Rush”、“Wurzburg Radar”、“Fuel Dump”、“Rail Gun”の合計6種類のマップが用意されている。
【著作権者】制作元はid Software, Inc.、配布元はActivision, Inc.、開発元はSplash Damage, Ltd.
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】-(03/05/29)
□Wolfenstein
http://games.activision.com/games/wolfenstein/
□Activision - Corporate Info
http://www.activision.com/en_US/news_article_cc/b84786bb-72f5-4a7f-8d18-ecbd25679027.html
□3D Gamers - Wolfenstein Enemy Territory(wolfet.exeをクリック後、Indianaなどを選択すればダウンロードが開始される)
http://www.3dgamers.com/games/wolfensteinet/#filelist
□3D Gamers - Over 80 Gigabytes of 3D Gaming Goodness(トップページ)
http://www.3dgamers.com/
(竹元 克己)
©2003 Id Software, Inc. ©2003 Activision, Inc. All rights reserved.
編集部注:ダウンロード先が分かりにくいというご指摘を受けましたので、ダウンロードサイトの1つである“3D Gamers”のURLを追記しました。