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画面の変化を条件に処理を分岐できるキー入力自動化ソフト「Routine Worker」
“if~then”や“gosub~return”などBASIC風の命令でマクロを記述する方式
(03/07/03)
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「Routine Worker」v1.0.2J |
マクロ記述式のキー入力自動化ソフト「Routine Worker」v1.0.2Jが公開された。マクロ実行中に、画面に変化があったときとそうでないときの処理を分岐できるのが特長。Windows 2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。
「Routine Worker」は、BASIC風の命令で記述したマクロを用いてキー入力を自動化するソフト。“if~then”や“gosub~return”などBASIC風の命令で記述した拡張子“RWS”のファイルをテキストエディターで作成し、本ソフトへそのファイルを読み込んだり、テキスト編集エリアに直接マクロの命令を記述してから[実行]ボタンを押せば、マクロの内容どおりのキー入力を自動的に行える。“press”と“release”の命令でそれぞれキーを押す・離すの動作を定義したり、“sleep”の命令で指定した1/1000秒単位の時間だけ処理を休止することなどができる。また、“image”や“capture”などの命令を組み合わせることで、任意の位置・ピクセルサイズ・タイミングで画面をキャプチャーすることが可能。マクロ文中でキャプチャーした2枚の画像データを“tolerance”と“if~then”の命令を組み合わせて比較すれば、画面に一定量以上の変化があったときとそうでないときの処理を分岐することもできる。
たとえば、スタートメニューからメニューを辿ってソフトを起動する命令を記述したいときに、[Ctrl]+[Esc]キーでスタートボタンを押す前後の画面をキャプチャーしておけば、スタートボタンを押してからメニューが表示されるまでの時間あらかじめ計測したり、その時間を“sleep”の命令で指定するといった手間が省けるだろう。
【著作権者】routineworker.jp 氏
【対応OS】Windows 2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0.2J
□Routine Worker 1J download page
http://www.routineworker.jp/
(竹元 克己)