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全角文字を縦書き表示できるタブ切り替え型ブラウザー「影鷹」v0.1が公開
Webページ全体を右に90度回転して表示できるJava製Webブラウザー
(03/07/14)
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「影鷹」v0.1 |
Webページ全体を右に90度回転したうえで、全角文字を縦書き表示するタブ切り替え型Webブラウザー「影鷹」v0.1が、3日に公開された。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部で試用したところWindows 2000/XPでの動作を確認した。現在作者のホームページからダウンロードできる。なお、動作には「Java 2 Runtime Environment(JRE)」が必要。
「影鷹」は、Webページ全体を右に90度回転させて全角文字を縦書き表示することで、レイアウトを保ちながらWebページを画面右から縦に読むことができる、Java製のタブ切り替え型Webブラウザー。Webページ内のJPEGまたはGIF形式の画像も右に90度回転した状態で表示できるため、IEなどで上側に表示されていた部分を右側に表示しても違和感なく閲覧することができる。また、画面右側にスクロールバーが表示されていない状態でマウスのホイールボタンを回転させると、ページを左右にスクロールすることが可能。さらに、画面右側にスクロールバーが表示されている場合でも、5ボタンマウスでWebブラウザーの[戻る]が割り当てられているボタンを押すことで、ページを左にスクロールできる。なお、本ソフトは開発中のため、ページによっては正しく読み込むことができなかったり、フレームを利用したページは一発で表示できないなど、実装されていない機能もある。作者によると、現段階の本ソフトはHTMLを縦書き表示するだけのものとのことだが、最終的にIEや「Mozilla」のようなWebブラウザーを目指しているという。また、作者のページで公開されているアプレット版を利用してWebページを作成すれば、IEや「Mozilla」でも、本ソフトと同じようにWebページ全体を右に90度回転させ、全角文字を縦書き表示できるとのことなので、興味のある人は利用してみてはどうだろうか。
【著作権者】影鷹プロジェクト
【対応OS】(編集部にてWindows 2000/XPでの動作を確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.1(03/07/03)
□影鷹 ホーム
http://www.kagetaka.org/
(小津 智幸)