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NTTドコモ、“QRコード”作成ソフト「QRファクトリー」v1.1を公開

電話帳などの情報を登録できる2次元バーコード“QRコード”を手軽に作成可能

(03/07/15)

「QRファクトリー」v1.1
「QRファクトリー」v1.1
 (株)NTTドコモは2日、電話帳やメールアドレスなどの情報を登録した2次元バーコードの“QRコード”を作成できるソフト「QRファクトリー」v1.1を公開した。Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在同社のアプリケーションダウンロードページ内の“「作ろうiモードコンテンツ」ツールダウンロード”からダウンロードできる。

 「QRファクトリー」は、電話帳やメール、URLなどの情報を登録した正方形の2次元バーコードの1つ“QRコード”を作成できるソフト。従来の1方向だけに情報をもっているバーコードに対し、QRコードは縦、横の2方向に情報をもつことで記録できる情報量を増加させているコードのことで、QRコード対応カメラを搭載した携帯電話でコードを読み込み、電話帳やメールなどのデータを手軽に登録できる。本ソフトでは、携帯電話用の電話帳やメール、ブックマーク、テキストの情報を登録したQRコードを作成できる。画面左側の“電話帳”や“メール”などのアイコンを押すと中央の画面が切り替わり、電話帳の場合は名前や電話番号、メールの場合は宛先や本文などを入力できるボックスが表示される。画面右側にはQRコードのサイズ指定アイコンが表示されており、大、中、小、任意の4種類からコードの大きさを変更することが可能だ。作成したQRコードは、印刷して対応端末で読み込ませたり、BMP形式でパソコン上に保存しておくことができる。

 全角のひらがなや漢字なども登録でき、従来の横長バーコードの数十文字に対し、QRコードは約7,000文字の情報を登録することが可能。また、最大30%までコードが破損しても読み取ることができる堅牢性も備えている。実用例としては、NTTドコモのユーザーがQRコードで表示された請求書データをダウンロードし、コンビニエンスストアに設置されているスキャナで携帯電話に表示されたQRコードを読み込ませて支払いを行う“combien?(コンビエン)”といったサービスや、名刺などにQRコードを印刷して携帯電話に個人情報を簡単に取り込ませるといった具合に利用されている。なお、現段階でのQRコード対応端末は、NTTドコモのSH505i、F505i、J-フォンのJ-SH53、J-SH010など数機種となっているが、今後発売される新端末にQRコード読み取り機能が搭載される可能性は高いだろう。

【著作権者】(株)NTTドコモ
【対応OS】Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.1(03/07/02)

□DoCoMo Net(アプリケーションダウンロードページ)
http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/application/
□DoCoMo Net
http://www.nttdocomo.co.jp/

(小津 智幸)


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