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Release NEWS

国土地理院、IE用の地図閲覧プラグイン「電子国土Webシステム」を公開

現在、茨城県つくば市と大阪府豊中市の地図を閲覧することが可能

(03/07/16)

茨城県つくば市の地図
茨城県つくば市の地図
 
大阪府豊中市の地図
大阪府豊中市の地図
 国土地理院は15日、同院の地理情報と他団体の位置情報を統合して公開する仕組み“電子国土”のポータルサイトを開設し、“電子国土”の地図をIEで閲覧するためのプラグイン「電子国土Webシステム」を同日に無償公開した。IE 5.01またはIE 6.0以降がインストールされたWindows 98/Me/NT 4.0/2000/XPに対応する無償のプラグインで、現在“電子国土”のポータルサイトからリンクが張られている地図サイトでインストールできる。

 「電子国土Webシステム」は、“電子国土”サイト上の地図をIEで閲覧するためのプラグイン。“電子国土”とは、国土地理院が保有している2万5千分の1の地理情報と、各種施設や道路工事図、都市計画図などの多様な位置情報を統合して作成した地図をインターネット上で公開する仕組み。“電子国土”のポータルサイト開設に合わせて、茨城県つくば市と大阪府豊中市の“電子国土”地図が公開された。茨城県つくば市の“電子国土”地図では、医療・福祉、サービス業、観光物産、金融・保険などといった多岐にわたる業種の施設の位置を確認できる。大阪府豊中市の“電子国土”地図では、同市にある防災施設の名称や住所、有効面積、収容可能人数といった情報を確認可能。どちらの“電子国土”地図も若干ユーザーインターフェイスは異なるが、「電子国土Webシステム」を用いて閲覧する。そのため、虫眼鏡を用いて地図を拡大・縮小できるほか、施設上にマウスカーソルを一定時間止めることで施設に関する情報を吹き出し風のポップアップウィンドウ内に表示するといった、基本的な操作は同様に行える。

 なお国土地理院では、“電子国土”を利用した目的別地図の配信を希望する国、地方自治体、教育機関、NPOなどの非営利団体を20程度募集中。応募要項の概要は“電子国土”のポータルサイトに掲載されているため、希望者は参照してほしい。なお、将来的には“電子国土”の技術情報を公開して誰でも自由に参加できるようにする予定とのこと。

【著作権者】国土地理院
【対応OS】Windows 98/Me/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】-(03/07/15)

□電子国土ポータル
http://cyberjapan.jp/
□インターネットに新しい地図「電子国土」誕生
http://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2003/0714-2.htm

(竹元 克己)


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