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“Kill Bit”を用いてスパイウェアのインストールを防止「SpywareBlaster」

既にインストールされているスパイウェアの実行も阻止できる

(03/08/06)

「SpywareBlaster」v2.6
「SpywareBlaster」v2.6
 ActiveXコントロールの動作を抑制する“Kill Bit”の仕組みを利用して、ActiveXコントロール型のスパイウェアのインストールを防止するソフト「SpywareBlaster」v2.6が公開された。Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XPに対応するフリーソフト(カンパウェア)で、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「SpywareBlaster」は、ActiveXコントロール型のスパイウェアのインストールを防止したり、既にインストールされているスパイウェアの実行を阻止できるソフト。“Kill Bit”とは、IE上でActiveXコントロールの動作を個々に停止するためのレジストリキーであり、本ソフトではスパイウェアと思われるActiveXコントロールのクラス識別子(CLSID)に“Kill Bit”を設定し、スパイウェアのインストールを催促するダイアログそのものの表示を抑制することで、Webページ上からインストールするActiveXコントロール型のスパイウェアのインストールを防止する仕組み。また、既にインストールされているActiveXコントロール型のスパイウェアの実行を阻止することも可能。

 使い方は簡単で、本ソフトを起動すると表示されるスパイウェアリストの中から、インストールを防止したいもののチェックボックスにチェックを入れた後、[Protect Against Checked Items!]ボタンを押すだけで、“Kill Bit”を設定できる。また、スパイウェアの実行を許可しないと動作しなくなるアドウェアを使用する場合など、何らかの理由で“Kill Bit”の設定を解除したいときには、該当項目のチェックボックスからチェックを外して[Remove Protection for Unchecked Items]ボタンを押そう。また、[Check for Updates]ボタンを押すことで、スパイウェアリストを最新のリストに更新できる。

【著作権者】Javacool Software LLC.
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト(カンパウェア)
【バージョン】2.6

□Welcome to Javacool Software
http://www.javacoolsoftware.com/
□240797 - Internet Explorer で ActiveX コントロールの動作を停止する方法
http://www.microsoft.com/isapi/gosupport.asp?TARGET=/default.aspx?scid=kb;ja;240797

(竹元 克己)


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