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Release NEWS

Windowsの重大な脆弱性に対する攻撃も防げる「BlackICE PC Protection 15」

15日間の試用期間中にはすべての機能を製品版同様に利用可能

(03/08/07)

「BlackICE PC Protection 15」
「BlackICE PC Protection 15」
 (株)アクト・ツーは6日、ネットワークを介した攻撃などを防ぐことができる個人向けのセキュリティソフト「BlackICE PC Protection 15」をリリースした。本ソフトは、同社が4月18日より販売を開始した「RealSecure BlackICE PC Protection」の体験版で、15日間の試用期間が設けられている以外に制限はなく、すべての機能を製品版同様に利用可能。さまざまな攻撃に対応するためのパターンファイル“シグネチャ”は体験版の試用期間中でも更新することが可能とのことだが、本ソフトでは記事執筆時点での最新のシグネチャが最初から搭載されているという。また、現在最新のシグネチャではWindowsのプログラム間通信プロトコル“リモート・プロシージャ・コール”(以下、RPC)の重大な脆弱性に対する深刻な攻撃をインストール直後でも防ぐことができるとのこと。Windows 98/NT 4.0/2000/XPに対応する体験版フリーソフトで、現在同社サイトから無償でダウンロードできる。なお、本ソフトの製品版に当たる「RealSecure BlackICE PC Protection」は、標準価格が9,800円のパッケージ版と6,500円のダウンロード販売版といった2種類の形態で販売されている。

 「BlackICE PC Protection 15」や「RealSecure BlackICE PC Protection」は、個人向けのIPS/IDSソフト。IPSとIDSはそれぞれ“Intrusion Protection System”と“Intrusion Detection System”の略語で、ネットワークを介して送受信されるパケットを分析し、セキュリティ上の脆弱性などを悪用した攻撃や不正アクセスなどを検出すると、動的なファイヤーウォールを構築してパソコンを防御してくれる。ソフトのインストール直後でも、1,000種類以上の攻撃を防御できるシグネチャが標準搭載されているが、“X-Press Update”機能を使って新たに発見された攻撃に対応する最新のシグネチャへ簡単に更新することも可能とのこと。また、不正ソフトの起動を制限する機能も搭載されており、たとえば未知のウイルスやワームのほか、Webサイト閲覧時にスパイウェアのインストーラーが勝手に実行された場合などに、警告ダイアログを表示したり、起動を中断することが可能だという。

【著作権者】(株)アクト・ツー(開発元はInternet Security Systems, Inc.)
【対応OS】Windows 98/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】体験版フリーソフト
【バージョン】3.6cbr(03/08/06)

□www.BlackICE.jp(トップページ)
http://blackice.jp/
□www.BlackICE.jp(ダウンロードページ)
http://blackice.jp/download/
□窓の杜 - 【Release NEWS】マイクロソフト、Windowsのプログラム間通信プロトコルの脆弱性などに対処
http://www.forest.impress.co.jp/article/2003/07/17/windowsfix.html
□Internet Watch - CERT/CC、Windowsの重大な脆弱性に対する攻撃を警告
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2003/08/01/12.html

(竹元 克己)


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