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Review NEWS

固定長・CSV形式のファイルを表形式で表示・編集できる「IKARI」が公開

定義ファイルを作成することであらゆる条件の固定長ファイルを表示可能

(03/09/08)

「IKARI」v1.5.4
「IKARI」v1.5.4
「IKARI」v1.5.4
 固定長・CSV形式のファイルを表形式で表示・編集できるソフト「IKARI」v1.5.4が、8月25日に公開された。Windows NT 4.0/2000に対応するフリーソフトで、編集部で試用したところWindows XPで動作することを確認した。現在、作者のホームページからダウンロードできる。

 「IKARI」は、あらかじめ作成した定義ファイルをもとに、固定長・CSV形式のテキストファイルを表形式で表示・編集できるソフト。固定長ファイルとは、カンマやタブでデータが区切られたCSVファイルとは異なり、データの区切りがない代わりに一定のパターンでデータが記述されたテキストファイル。通常のテキストエディターなどで固定長ファイルを開くと、数字や文字列がひたすら連続して表示されるだけで、どこからどこまでが1つのデータなのかを把握することが困難である。このソフトを利用すれば、データの記述パターンを指定した定義ファイルをもとに、固定長ファイルのデータを表形式で表示し、行列のコピー・削除やデータの書き換えといった編集作業を簡単に行うことができる。始めに、メニューの[定義ファイル作成]を選択して定義ファイルを作成するウィザード画面を表示し、1つ1つのデータと、データの集まりであるレコードの区切りを指定しよう。ウィザード画面上部の[ファイル情報]欄では、レコードの区切りをバイト数で指定したり、改行を区切りと見なすように設定することができる。また、画面下部の[定義情報]ではレコード内におけるデータの区切り位置を指定することが可能だ。データの区切り位置を指定する際には、各データに名前を付けたり、特定の英数字を含むレコードを色分け表示することもできる。このとき、CSVファイル用の定義ファイルを作成したい場合は、[ファイル情報]欄でカンマやタブといった区切り文字を指定するだけでよい。

 あとはファイルを開く際に、作成した定義ファイルを指定するだけで、固定長・CSV形式のテキストファイルを表形式で表示可能だ。一度定義ファイルを作成しておけば、同じ書式の固定長ファイルをすばやく表形式で表示できるので、さまざまな定義ファイルを用意することであらゆる条件の固定長ファイルを表示可能になるだろう。

【著作権者】TOMATO 氏
【対応OS】Windows NT 4.0/2000(編集部にてWindows XPで動作確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.5.4(03/08/25)

□L-Shift SoftwareInfomation
http://becom.hp.infoseek.co.jp/

(中井 浩晶)


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