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手ぶれ補正機能が特長のレタッチソフト「ピンぼけ・手ぶれレスキュー」v1.07
360度回転するつまみを回して手ぶれの方向を指定し、手ぶれ補正を行う仕組み
(03/09/16)
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「ピンぼけ・手ぶれレスキュー」v1.07 |
デジカメ画像の手ぶれやピンぼけを補正できるレタッチソフト「ピンぼけ・手ぶれレスキュー」v1.07が公開された。Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XPに対応するシェアウェアで、価格は3,000円。現在作者のホームページからダウンロードできる。
「ピンぼけ・手ぶれレスキュー」は、画像の回転やトリミング、トーンカーブやヒストグラムによる色調調整などの機能に加え、手ぶれやピンぼけをおこしたデジカメ画像を補正できるのが特長のレタッチソフト。BMP/JPEG形式に対応する。画面上部にはメニューバーとツールバーが並び、その下に読み込んだ画像が表示される。手ぶれ補正は、メニューもしくはツールバー上のアイコンから“直線的手ぶれ補正フィルター”を選択すると現れる画面で、各種パラメーターを調節しながら行う。画面右には、細長い三角マークが描かれた360度回転するつまみと2本のスライダーがあり、三角マークで手ぶれの方向を、スライダーでぶれの幅と補正効果の強さを指定する。[実行]ボタンを押すと、画面左の画像表示領域が上下に分割されて元画像と補整後の画像が現れるので、見比べながらつまみなどを調整し、納得のいく補正が行えたら[決定]ボタンを押して補正を完了しよう。もう1つの手ぶれ補正として、夜景の撮影時などに発生してしまった光の軌跡を補正する“手ぶれ軌跡補正フィルター”もある。こちらは手ぶれの方向を指定する必要はなく、ぶれの幅とシャープネスのみ指定するだけで軌跡を自動検出して補正できる。
またピンぼけに関しては、ノイズを抑制しながら画像のディテールを強調する“フォーカスエイドフィルター”や、画像の輪郭部分を鮮明にする“クリアエッジフィルター”など6種類のフィルターを、ピンぼけの度合いなどに応じて使い分けて補正できる。そのほか、ブラシ型のマウスカーソルを動かしてなぞった部分だけ各フィルターを適用する機能も備える。思い通りの補正を行うには多少の慣れが必要だが、詳細なヘルプを参考にしながらコツをつかむことで、削除するしかなかった手ぶれ画像なども再生できるようになるだろう。
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光の軌跡を補正する“手ぶれ軌跡補正フィルター” |
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ブラシでなぞった部分だけフィルターを適用することもできる |
【著作権者】(株)リアライズ
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】シェアウェア 3,000円
【バージョン】1.07
□新製品紹介ページ
http://www.realize-net.co.jp/realize/products/
(石川 敬峰)