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Review NEWS

実際のゲームエンジンを使用した3Dベンチマークソフト「AquaMark3」が公開

核戦争により人類が海底に住むようになった未来の様子を描く3Dベンチマーク

(03/09/19)

「AquaMark3」
「AquaMark3」
 ドイツのMassive Development GmbHは15日(現地時間)、3Dベンチマークソフト「AquaMark3」をリリースした。「AquaNox 2: Revelation」などの市販ゲームに搭載されている描画エンジン“krass”を用いてパソコンの描画性能を計測できるのが特長。Windows 98/Me/2000/XPに対応するシェアウェアで、シェアウェア価格は機能の違いにより9.95/19.95/39.95ドルとなっている。現在“AquaMark”の公式サイトからダウンロードすることが可能。なおシェアウェア登録するまでは、設定を変更してベンチマーク測定を行ったり、“Pixel Shader”をバージョンごとに色分けして描画するテストが実行できないなどの制限がある。また本ソフトを実行するには、動作クロックが750MHz以上のCPUと32MB以上のメモリを搭載するビデオカードが最低限必要で、1GHz以上のCPUと64MB以上のメモリを搭載するビデオカードが推奨されている。そのほか、本ソフトはDirectX 7以降に対応するビデオカードを備えた環境で実行可能だが、あらかじめDirectX 9をインストールしておく必要がある。

 「AquaMark3」は、3Dグラフィックの性能を測定するベンチマークソフト。ドイツ産のアクションシューティングゲーム「AquaNox」とその続編「AquaNox 2: Revelation」の舞台設定を引き継いでおり、核戦争により人類が海底に住むようになった未来の世界を3Dで描いている。描画性能を計測するベンチマークモードと、BGMと効果音が再生されるデモモードが用意されており、描かれる内容はほぼ同一だ。実行すると、プランクトンの漂う峡谷を進む黄色い潜水艇が登場し、建物同士がパイプでつながった海底の街や海百合の生息地を通り過ぎ、彼方に消えていく。そして場面は変わり、いかめしい外観の潜水艇が現れて海底の街へ攻撃を開始し、防衛を担う装甲車との間で撃ち合いとなる。破壊された潜水艇が大爆発を起こして終了となり、ベンチマーク測定時は結果の数値が画面に表示される。なお、シェアウェア登録前でも、ベンチマーク測定の結果を公式サイトに投稿し、ほかのPCとの性能比較を行うことが可能だ。

“「AquaMark3」   「AquaMark3」
海百合の生息地を通過   潜水艇と装甲車が戦闘を開始
“「AquaMark3」   “「AquaMark3」
潜水艇が大爆発した場面で終了   “Pixel Shader”をバージョンごとに色分けして描画するテスト

【著作権者】Massive Development GmbH、JoWooD Productions AG
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】シェアウェア 9.95/19.95/39.95ドル
【バージョン】-(03/09/15)

□AquaMark - The Reality Benchmark
http://www.aquamark3.com/

(石川 敬峰)


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