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Webページの表示速度などが高速化した「Opera」v7.20の英語版がリリース
アラビア語やヘブライ語のような双方向テキストに対応
(03/09/24)
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「Opera」v7.20(Build 3144)英語版 |
ノルウェー・オスロ市のOpera Software ASAは23日(現地時間)、同社製のタブ切り替え型Webブラウザー「Opera」のv7.20(Build 3144)英語版をリリースした。Webページのレンダリング速度やJavaScriptの実行速度を高速化したほか、パフォーマンスを向上したとのこと。Windows 95/98/Me/NT/2000/XPに対応し、広告バナーを同ソフトのツールバー上に表示する代わりに無償で利用できるフリーソフトだが、シェアウェア登録料の39ドルを支払えば広告バナーを非表示にすることができる。
今回公開されたv7.20の主な変更点は、文字は右から左方向へ、数字は左から右方向へ記述するアラビア語やヘブライ語のような双方向テキストに対応したこと。また、本ソフトをフリーソフトとして利用する際に表示される広告バナーの種類は、従来では画像ベースの広告だけだったが、今回からGoogleが配信するテキストベースの広告が追加された。どちらの種類の広告を表示するのかは、本ソフトの初回起動時にユーザーが任意に選択可能。さらに、Webページを閲覧した後に閉じてしまったタブを[Ctrl]+[Alt]+[Z]キーや[Window]-[Closed]メニューを用いて閉じる前に閲覧していた状態で再表示し、Webページの表示を進めたり戻すといったことが行えるようになった。そのほか、“RFC 2397”で策定中のURLスキーム“data:”に対応したことで、画像を表示するときなどに外部ファイルを参照せず、Base64エンコード済みの画像データなどをHTMLファイル内に埋め込んでおけば、埋め込みデータをデコードしてHTMLページ内にインライン表示できるようになった。
【著作権者】Opera Software ASA
【対応OS】Windows 95/98/ME/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト(広告を非表示にするためのシェアウェア料金は39ドル)
【バージョン】7.20(Build 3144)英語版(03/09/23)
□Opera Software
http://www.opera.com/
□窓の杜 - 【Release NEWS】Opera Software ASA、Webブラウザー「Opera」のv7.11 日本語版をリリース
http://www.forest.impress.co.jp/article/2003/06/12/opera711jp.html
(竹元 克己)