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Windows XPのネットワーク接続を自動切り替え「無線LAN切替えユーティリティ」
電波受信状況に応じた接続方法を選択可能
(03/09/26)
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「無線LAN切替えユーティリティ」v1.0 |
KDDI(株)は26日、無線LANやAirH"、au携帯電話によるネットワーク接続を自動で切り替えられるWindows XP専用のユーティリティ「無線LAN切替えユーティリティ」v1.0を公開した。Windows XP専用のフリーソフトで、現在同社が運営するDIONのホームページから無償でダウンロードできる。なお、本ユーティリティはDION会員以外のユーザーも無料で利用可能。また今後は、DIONの入会希望者向けに無料配布されているCD-ROMへ収録することも予定しているという。
「無線LAN切替えユーティリティ」は、無線LANやAirH"、au携帯電話によるネットワーク接続を、それぞれの電波強度にしたがって自動で切り替えられるWindows XP専用のユーティリティ。起動するとタスクトレイに常駐し、あらかじめ無線LANのESS-IDやWEPキー、またはAirH"やau携帯電話のダイヤルアップ接続情報を登録しておくことで、無線LANアクセスポイント間や、無線LANとAirH"やau携帯電話の間でネットワーク接続を自動で切り替えられる。
本ユーティリティが各電波を圏外か圏内と判断するしきい値や、端末の電波受信状況を監視する間隔を秒単位で設定可能。たとえば無線LAN利用時に電波が弱くなり、あらかじめ設定しておいたしきい値を下回ると、タスクバーからバルーンがポップアップして開き、AirH"やau携帯電話によるダイヤルアップを行うか否かをユーザーに問い合わせる仕組み。また、ダイヤルアップ時には逆に、接続可能な無線LANスポットを検出するとユーザーに通知し、接続するか否かを問いかけるようになっている。
KDDI(株)では、無線LAN方式のIEEE 802.11b/gとau携帯電話またはAirH"を正式な対応端末としている。だが、ダイヤルアップ接続に関してはWindows標準の設定を利用することと、編集部でNTTドコモの携帯電話端末“F505i”、@FreeD対応の“P-in Free 1P”、J-フォン端末の“J-SH010”での接続が確認できたため、特に端末の制限はないものとみられる。なお、公衆無線LANサービスで利用開始時に行われるゲートウェイ認証や、PPPoE接続にも対応。ノートパソコンでモバイル接続を多用する人は、本ユーティリティを試してみる価値はあるだろう。
【著作権者】KDDI(株)
【対応OS】Windows XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.0(03/09/26)
□無線LAN切替えユーティリティ
http://www.dion.ne.jp/service/bb/musenlan/mobile_soft/
□DION ホームページ
http://www.dion.ne.jp/
(円山 玄徳)