【2003年10月第2週】
フリーのオフィス統合環境「OpenOffice.org」が急浮上して5位にランクイン
(03/10/14)
この1週間のダウンロード数を集計する「かうんとだうん窓の杜」は、窓の杜のメインダウンロードサイト、ftp.forest.impress.co.jpからダウンロードされたアーカイブファイルの数を集計し、TOP30を紹介するコーナー。
同じソフトでバージョンの異なるものは、もっともダウンロード数の多かったバージョンのみをランキングの対象としている。このため、集計期間中にバージョンアップしたソフトによっては、現在ダウンロードできるバージョンと下表のバージョンが異なることがある。ftp.forest.impress.co.jpに転載されていないソフトは集計対象外となっている。また、ftp.forest.impress.co.jp以外の各ダウンロードサイトでのダウンロード数も集計対象外。
今週は、9日に待望の日本語版がリリースされた「OpenOffice.org」v1.1.0が、先週66位から急浮上して5位にランクインした。また、TCP/IPメッセンジャーソフト「IP Messenger」が先週23位から12位に、汎用2次元CADソフト「Jw_cad for Windows」が先週34位から16位に、高速にファイルをコピーするソフト「Fire File Copy」が先週76位から17に順位を伸ばしている。
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「OpenOffice.org」v1.1.0(日本語版) |
「OpenOffice.org」は、ワープロや表計算、プレゼンソフト、ドローソフトなどを含むフリーのオフィス統合環境。オープンソースで開発が進められ、オフィス統合環境の代表的なソフト「Microsoft Office」とある程度の互換性が図られているのが特長。v1.1.0では、本ソフトで作成したプレゼンファイルやドローファイルをSWF形式のFlashファイルに、プレゼンとドローのファイルを含むすべてのファイルをPDF形式にエクスポートする機能が追加されたこと。また、キーボード入力や文字列の編集操作をマクロとして記録する機能や、本ソフトに関連付けしておいたオフィス文書をIEが呼び出したときに、本ソフトのActiveXコントローラを用いてIEのブラウザー画面内に直接表示する機能などが追加された。
(石川 敬峰)