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Windowsの操作を制限できる“Kiosk Mode”を再実装した「Opera」v7.21の英語版
テーブルが入れ子状態であるWebページを閲覧した際の不具合などが修正された
(03/10/15)
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「Opera」v7.21(Build 3218)英語版 |
ノルウェー・オスロ市のOpera Software ASAは14日(現地時間)、同社製のタブ切り替え型Webブラウザー「Opera」のv7.21(Build 3218)英語版をリリースした。本バージョンでは、Windowsの操作を制限できる“Kiosk Mode”が再び実装されるなどの変更がある。Windows 95/98/Me/NT/2000/XPに対応し、広告バナーを同ソフトのツールバー上に表示する代わりに無償で利用できるフリーソフトだが、シェアウェア登録料の39ドルを支払えば広告バナーを非表示にすることができる。
今回公開されたv7.21の主な変更点は、v6シリーズに搭載されていた、Windowsの操作を制限できる“Kiosk Mode”が本バージョンで再び実装されたこと。“Kiosk Mode”で「Opera」を起動すると、フルスクリーンモードでWebページを表示し、[Esc]キーを押してもフルスクリーンモードを解除することはできない。さらに、[Windows]キー、[Alt]+[Tab]キー、[Ctlr]+[Alt]+[Delete]キーなどが無効となるため、Windowsや他のアプリケーションを操作できなくなり、展示会などに設置したパソコンにおいて、Web閲覧以外の操作を防止することができる。なお、“Kiosk Mode”はライセンスキーを購入した人のみが使用可能。また、縦幅で100%を指定したテーブルが入れ子状態になっているWebページを閲覧すると、表示が固まってしまう不具合が修正されたほか、マウスでのスクロールに関する不具合や、JavaScriptのメニューでリンク先のWebページを新しいウィンドウで開く際の不具合などが修正されている。
【著作権者】Opera Software ASA
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト(広告を非表示にするためのシェアウェア料金は39ドル)
【バージョン】7.21(Build 3218)英語版(03/10/14)
□Opera Software
http://www.opera.com/
□窓の杜 - 【Release NEWS】アラビア語の表示やURLスキーム“data:”に対応した「Opera」v7.20の日本語版
http://www.forest.impress.co.jp/article/2003/09/26/opera720jp.html
(中井 浩晶)