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サイトー企画、テキストエディター「秀丸エディタ」v4.00の正式版をリリース

サイズの大きいファイルの読み中でもカーソルの移動などが行えるようになった

（03/10/31）

「秀丸エディタ」v4.00

　（有）サイトー企画は30日、定番テキストエディター「秀丸エディタ」v4シリーズ初の正式版であるv4.00をリリースした。Windows 95/98/Me/NT 3.51/NT 4.0/2000/XPに対応するシェアウェアで、価格は4,000円。現在同社のWebサイトや窓の杜からダウンロードできる。

　v3シリーズからの主な変更点は、ファイルの読み込み方法が効率化されたこと、タグやコマンドの色分け表示機能の内部処理が一新されたこと、正規表現を利用する際に用いるDLLファイルが自社開発されたことの3点。v3シリーズ以前では、ファイルサイズの大きいテキストファイルを読み込もうと試みると、完全に読み込みが完了するまでは何も処理を行えない仕様だった。ファイルの読み込み方法が効率化されたことで、本ソフトのタイトルバーに“読み込み中 23％, 247671行...”のように進捗を表示しつつ、読み込みが完了した部分のみを表示し、編集は行えないもののカーソルの移動などを行えるようになった。編集部にてWindows XP、Celeron 1.1GHz、512MBという構成のパソコンに、41MBで100万行のテキストファイルを試しに読み込んでみたところ読み込み途中に動作が重くなることもなく、快適にカーソルの移動を行うことができたほか、文字列を範囲選択して［Ctrl］＋［C］でコピーし、別のアプリケーションにペーストするといったことまで問題なく行えることを確認した。

　また、カラー表示機能の内部処理が一新されたことで複数言語の複雑な入れ子構造に対応し、たとえばv3シリーズのように“HTML+JavaScript”や“HTML+PHP”などの選択肢の中からカラー表示モードを選択したり、別途設定の変更を行わなくても、複数のスクリプト言語を自動判別して正確にカラー表示できるようになった。C言語のプリプロセッサコマンド“#ifdef”、カーソル位置や折り返し桁位置の縦線などのカラー表示も可能。そのほか同社によると、本ソフトで正規表現を利用する際に用いるDLLファイルを自社開発したことで、機能強化などが今後必要になった場合でも柔軟に対処可能になったとのこと。

【著作権者】（有）サイトー企画
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT 3.51/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】シェアウェア 4,000円
【バージョン】4.00（03/10/30）

□秀まるおのホームページ
http://hide.maruo.co.jp/
□窓の杜 - 【Release NEWS】サイトー企画、定番テキストエディター「秀丸エディタ」のv4.00β2をリリース
http://www.forest.impress.co.jp/article/2003/06/12/hidemarueditor4.html

（竹元 克己）