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Windows 2000へのログオンを顔認証で行えるソフト「FaceMetrix-Logon」v1.0

あらかじめ登録しておいた顔データとWebカメラで捉えた映像が照合される

(03/12/01)

「FaceMetrix-Logon」v1.0
「FaceMetrix-Logon」v1.0
 あらかじめ登録しておいた顔データとWebカメラで捉えた映像を照合し、一致するとパソコンに自動ログオンできるソフト「FaceMetrix-Logon」v1.0が、11月28日に公開された。Windows 2000専用のシェアウェアで、価格は6,000円。現在“Face Metrix (顔面認証)”サイトからダウンロードできる。また、本ソフトの試用期間は2週間となっており、試用中は顔データを登録できる人数が1名分のみに限定され、シェアウェア登録後には5名分の顔データを登録可能になる。なお、本ソフトの動作には35万画素以上の解像度に対応したデジカメが必要とされているが、編集部にて640×480ドット(約30万画素)の解像度に対応したWebカメラ“Qcam Pro 3000”で動作することを確認した。

 「FaceMetrix-Logon」は、Windows 2000へのログオンを顔認証で行えるようにするソフト。Webカメラを接続したパソコンに本ソフトをインストールすると、Webカメラで捉えた映像が起動時のログオン画面やスクリーンセーバーのロック解除画面でリアルタイム表示されるようになる。その状態でWebカメラが人の顔を捉えると、あらかじめ登録しておいた顔データとの照合が行われ、一致する可能性が高いと判定されればキーボードに一切手を触れなくてもWindowsへ自動ログオンできる。また、ユーザー名とパスワードを通常通りキーボード入力してログオンすることも可能だが、顔の照合が一致しないときにはWebカメラの映像が静止画として保存される。静止画は撮影時刻と合わせてログオン後に閲覧できるので、不正にログオンしようとした人が誰なのか特定できそうだ。

 ログオン時の照合に用いる顔データを登録するには、まずインストール後にデスクトップに作成される“マネージメントツール”ショートカットを実行するか、タスクトレイアイコンの右クリックメニューから[登録]を選択する。左上側にWebカメラの映像、左中央側にユーザー名の入力欄、左下側にパスワードの入力欄があるウィンドウが表示されるので、Windowsログオン時に実際に用いているユーザー名とパスワードの組み合わせを入力し、[登録を開始します。]ボタンを押そう。すると、Webカメラで捉えている顔の撮影が開始される。顔は両目を基準に撮影されるほか、20枚撮り終えたあと、顔の特徴を数値化したものが顔データとして登録される仕組み。

認識テスト 照合の一致・不一致をログで確認
認識テスト 照合の一致・不一致をログで確認

【著作権者】PenPower Technology Ltd.(日本での配布元・販売元は(株)デジタル・ウント・メア)
【対応OS】Windows 2000
【ソフト種別】シェアウェア 6,000円
【バージョン】1.0(03/11/28)

□Face Metrix (顔面認証)
http://www.facemx.com/

(竹元 克己)


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