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【第192回】
ジャンプアクションゲーム「もえちゃんダッシュ3D」
最速タイムを目指して鮮やかな3D空間を駆け抜けよう
(03/12/12)
タイムアタック型のゲームは、シンプルで難しく、それでいてプレイヤーの挑戦意欲をかき立てるものである。0.1秒でも速く走り抜くために、自分の限界に挑んでいく行為は、一度始めるとついやめられなくなってしまう中毒性があると言ってもよいだろう。今回紹介する「もえちゃんダッシュ3D」は、そんなタイムアタックのおもしろさを追求したゲームだ。
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ステージ選択画面にはステージ名と最速タイム、難易度が表示される |
「もえちゃんダッシュ3D」は、3D空間を駆け抜けるジャンプアクションゲーム。女の子のキャラクター“もえちゃん”を操作して、草原や雪上、迷宮といったステージをゴールまで走り抜いて最速タイムを出すのが目的だ。全60ステージからなり、1人で楽しむことができる“ノーマルマップ”が45ステージと、タイムをインターネットランキングに登録できる“ネットスコアマップ”が15ステージで構成される。ルールは単純で、“もえちゃん”を操作してステージ内のどこかに存在するゴールに到達すればステージクリア。ただし、コースアウトしたり“トゲ”などの障害物に接触すると即ゲームオーバーとなる。
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ブロックが浮いているステージをジャンプで渡っていく |
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雪のステージではゴールがどこかに隠されている |
操作は、上下のカーソルキーで前進と後退、左右のカーソルキーで旋回、[Z]キーでダッシュ、[X]キーでジャンプを行う。各ステージは、迷路状になっていてゴールの場所が分からないステージや、足場が狭くてコースアウトしやすいステージ、霧で視界が悪いステージなど一筋縄ではいかないステージばかり。またステージ内には、ブレーキがきかない“氷”や、触れるだけでゲームオーバーになる“電撃ブロック”、高い場所に飛べる“ジャンプ台”といった仕掛けも用意されているので、これらの仕掛けを利用または回避したりしてゴールを目指そう。また、レースゲームやアクションゲームのように、“もえちゃん”をゴールまで誘導してくれるガイドやマップは存在しないので、初めてプレイするステージではゴールを探すことが先決となるだろう。
“もえちゃん”のグラフィックがほのぼのとしているため簡単そうに見えてしまう本ゲームだが、初めのうちは気を引き締めてプレイしないとゴールにたどり着くことすらできないだろう。タイムを縮めるためには、まずステージの構造やゴールの位置を覚えること。1つのステージを繰り返しプレイして構造を完全に把握し、より精密な操作を行うことが必要となる。特にダッシュしているときのスピードを維持しながら的確な方向転換とジャンプを行うには、かなりの熟練が必要だ。しかし、繰り返し練習して慣れてくると、軽快に爽快感を味わいながらプレイできるようになれるだろう。
1人で黙々とタイムアタックを続けるのもよいが、“ネットスコアマップ”で他のプレイヤーとタイムを競うとより楽しめるので、腕に自信のある人や最速を目指したい人はエントリーするとよいだろう。短時間で手軽にプレイするもよし、徹底的にやり込むもよし。2とおりの楽しみ方があるお得なゲームなので、自分のペースでゲームをプレイしてみたい人は試してみてはどうだろうか。
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ステージクリアで喜びのジャンプ! |
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新記録を次々と樹立していくと、さらに楽しくなる |
【著作権者】Keio Digital Vertex
【対応OS】Windows 98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.011b(03/11/17)
【ファイルサイズ】5.4MB
□KDV@net
http://www.d-vertex.com/
(藤井 宏幸)