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Review NEWS

敵キャラに憑依できるお化けが主人公の2Dアクションゲーム「おばけの行進曲」

敵キャラに憑依して変身することで、そのキャラがもつ様々な能力を利用できる

（04/01/26）

「おばけの行進曲」v1.03

　敵キャラに憑依できるお化けが主人公の2Dアクションゲーム「おばけの行進曲」v1.0が14日に、実行ファイルをv1.03に更新する「おばけの行進曲ver1.03修正パッチ」が19日に公開された。Windows 95/98/Me/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

　「おばけの行進曲」は、白い布をすっぽりと被ったような姿のお化けが主人公のステージクリア型2Dアクションゲーム。画面は横視点で、プレイヤーは“おばけ帝国”の王子である“おばけキッド”を操り、人間界を征服する野望をもつ皇帝“おばけパパ”を止めるために“おばけ城”を目指す。本作は、主人公が敵キャラに憑依してその姿に変身することで、様々な能力を使えるのが特長。主人公は、初期状態ではカーソルキーで左右に移動し、［X］キーでジャンプすることしかできない。しかし、敵キャラの上に乗って［Z］キーを押せば憑依でき、元の敵キャラの特性に応じて［Z］キーで放物線を描いて飛んでいく骨を投げたり、筋骨隆々の体を生かして体当たりするなどして、行く手を阻む敵キャラやブロックを排除して先へ進んでいこう。またキャラによっては、ホッピングを使って2段ジャンプしたり、壁に貼りついて登ったり、翼を羽ばたかせて飛んだりもできるので、行動範囲が一気に広がるだろう。［C］キーを押せば好きなタイミングで本来の姿に戻れるので、地形に合わせて姿を上手に変えていくことが必要だ。［Space］キーで現在憑依している敵キャラの説明を表示できるので、新たな敵キャラに憑依するたびにその能力や特殊な操作方法を確認するとよい。

　主人公には、“スタミナ”と“ソウルパワー”という2つのパラメーターがある。スタミナの値は通常はゼロだが、敵キャラに憑依するとそのキャラに応じたスタミナが与えられる。憑依中に敵の攻撃を受けるとスタミナが減少し、スタミナがゼロになると本来の姿に戻ってしまう。一方、本来の姿のときに攻撃を受けるとソウルパワーが減少する。ソウルパワーがゼロになるとミスとなって残数が1つ減り、残数がゼロのときミスをするとゲームオーバーだ。そのほか、敵キャラを倒したり、ブロックを壊すと出現する魂を100個集めると残数が1つ増える。ステージに時間制限は設けられていないので、後の冒険を有利に進めるためにできるだけ多く魂をゲットしていこう。

　冒険の舞台となるステージは、墓場、地下迷宮、平原、山、城など様々で、そこには落とし穴や落石、トゲつきの吊り天井、剣が飛び出す壁、さらにはレーザー砲などの障害物が登場して主人公の行く手を阻む。しかし障害物だけでなく、ソウルパワーを回復させるハートや残数を増やす十字架などのお助けアイテムもあちらこちらに隠されているので、敵キャラの能力を活用して探してみよう。右端に設置されたゴールにたどり着けばステージクリアだ。また、複数のステージで1つのワールドが構成されており、各ワールドの最後にはボス敵が主人公を待ち受ける。首尾よくボス敵を倒せば次のワールドへ進むことが可能だ。おばけ城へ至る道のりは長く険しいが、セーブ機能も用意されているので好きなときに冒険を一時中断できる。きょろりとした目つきも愛らしいお化けの王子の冒険を楽しもう。

槍を活用して頭上のブロックを破壊しよう		キャラによっては飛行も可能だ

【著作権者】さもなー　氏
【対応OS】Windows 95/98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.03（04/01/19）

□sam113's home
http://www.ac.auone-net.jp/~sam113/

（石川 敬峰）