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Release NEWS

マイクロソフト、“ASP.NET”にてWebアプリを開発できる統合環境を無償公開

WYSIWYG型エディターでWebアプリケーションのインターフェイス部分を作成可能

(04/02/26)

「ASP.NET Web Matrix Project 日本語版」v0.6
「ASP.NET Web Matrix Project 日本語版」v0.6
 マイクロソフト(株)は24日、Webページを動的に生成可能な“ASP.NET”にてWebアプリケーションを開発できる統合環境「ASP.NET Web Matrix Project 日本語版」v0.6を公開した。これまで同ソフトは英語版のみの公開だったため、日本語に完全対応したのは今回が最初となる。Windows 2000/XP/Server 2003に対応するフリーソフトで、現在同社が運営する認証サービス“.NET Passport”を取得することで、同社Webサイトから無償でダウンロードできる。なお、動作には「.NET Framework」v1.1が必要。

 「ASP.NET Web Matrix Project 日本語版」は、Webページを動的に生成可能な“ASP.NET”にてWebアプリケーションを作成できる統合開発環境。“ASP.NET”とは、Webブラウザーから送られてくる情報をWebサーバー側で処理し、Webページを動的に生成できるIISの拡張機能。JavaScriptやVBScriptなどのインタープリター言語しか使用できなかった“ASP”とは異なり、“ASP.NET”によるWebアプリケーションは、VB.NET、C#、J#といった「.NET Framework」に対応するプログラミング言語で開発することができる。運用シーンとしては、検索エンジンや掲示板のほか、ショッピングサイトなどが挙げられるだろう。

 本ソフトはWYSIWYG型エディターを搭載しているため、Webアプリケーションのインターフェイス部分であるWebページを、ドラッグ&ドロップによるパーツ配置や文字を直接入力するだけで作成できるのが特長。インターフェイスのデザインを決めたら、各パーツに対してVB.NET、C#、J#の言語を使ってコードを記述する仕組みだ。また、開発したWebアプリケーションを動作確認するための簡易Webサーバー機能があり、IISを搭載していないWindows XP Home Editionでも“ASP.NET”を使ったWebアプリケーションを開発・テストできる。現在、“ASP.NET”にてWebアプリケーションを作成するには、市販の「Visual Studio .NET」や「Visual Basic .NET」などを利用する手段もあるが、個人で購入するには敷居が高いため、本ソフトを利用して“ASP.NET”を学んでみてはどうだろうか。

【著作権者】マイクロソフト(株)
【対応OS】Windows 2000/XP/Server 2003
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.6(04/02/24)

□MSDN Online Japan ホーム
http://www.microsoft.com/japan/msdn/
□ASP.NET Web Matrix Project 日本語版
http://www.microsoft.com/japan/msdn/asp.net/webmatrix/

(中井 浩晶)


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