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【第204回】
海戦SLG「ポートロイヤル -カリブ海戦記-」体験版帆船を操って大航海時代に名を刻むカリブ海の覇者となれ!
(04/04/16)
大航海時代や海賊と聞くだけで胸躍る人も多いのではないだろうか? 帆をいっぱいに張った船を操り、風を読み、波を読んで大海原を冒険する。それは、飛行機での移動が当たり前になった現代ではなかなか望めない、夢やロマンに満ちた自由な世界だ。実際に行動を起こすかどうかはともかくとして、いつか、何者にも束縛されない気ままな旅に出てみたいと思ったことのある人はきっと多いはず。今回紹介する「ポートロイヤル -カリブ海戦記-」は、心の中にそんな開拓者精神を抱えたプレイヤーにオススメの作品。16~17世紀の大航海時代華やかなりし頃のカリブ海を舞台にした、非常に自由度の高い海戦シミュレーションゲームである。
港町では“市場”で特産品を売買したり、“造船所”で船の修理や売却を行うことが可能。また“酒場”で賭け事に挑戦して資金を稼いだり、大きな都市にある“総督府”で人や手紙を特定の町まで届けるといったミッションを引き受けることもできる。資金を稼ぎたいときは、“市場”で特産品などを安く仕入れて別の町で高く売りつけたり、“総督府”でさまざまなミッションを引き受けて報酬を獲得しよう。なお“総督府”で与えられるミッションをたくさんこなしていくと、総督に信頼されて徐々に大きな仕事を任されるようになり、最終的にシナリオクリアの条件である“併合ミッション”が与えられる。“併合ミッション”とは、他国の港町に攻撃を仕掛けて制圧するというもの。港町では激しい攻防が予想されるので、序盤からミッションを地道にこなして資金を稼ぎ、船を強化しておくとよいだろう。
なお海戦は、どちらかの船が全滅すると終了となる。海戦で勝利した場合は、拿捕した船の積み荷を獲得したり、船自体を自分の船団に加えることができるなど、大きな成果が得られる。しかし、敗北した場合は、脱出用の小型船で命からがら逃げ出し、たどり着いた港で商人の援助を受けて小さな船から再出発しなければならない。また“併合ミッション”では、港町の湾沿いに設置された大砲をすべて破壊するのが目的となる。こちらは海戦と違い敵の大砲が固定されいるため、こちらから大砲の射程距離内に近づいていく必要がある。だが、無闇に正面から近づくと敵の集中砲火を受けるので、追い風を利用して砲門前を高速で通過しつつ砲撃を行っていこう。 帆船の旅は風任せのためか、緊迫した場面でもどこか優雅な雰囲気が漂う本作品。リアルタイムで行う海戦の楽しさはもちろん、島々の町を廻ってこまめに交易を繰り返しているだけでもたっぷり楽しめるだろう。なお、本体験版ではプレイデータを保存できないので注意が必要だ。1回のプレイでシナリオクリアまで遊び込むのはなかなか難しいかもしれないが、それでもゲームの雰囲気は十分体験できるはず。商人や海賊、賞金稼ぎなど、毎回異なるプレイスタイルで挑戦すれば、同じシナリオでもまったく違った楽しみ方ができるのも本作品の大きな魅力だ。なお、製品版は本日16日よりパッケージ発売されており、スペイン以外の国に所属して16のシナリオをプレイすることが可能だ。本体験版を十分堪能したあとは、製品版に挑戦してみてほしい。
【著作権者】アスカロン エンターテインメント、(株)カプコン
□ポートロイヤル -カリブ海戦記- 公式HP (肥田 明久)
©2004 ASCARON ENTERTAINMENT GmbH
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