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マイクロソフト、仮想マシン「Microsoft Virtual PC 2004」の体験版を公開複数OSを1つのパソコン上で同時に動作させることができる
「Microsoft Virtual PC 2004」は、1つのWindowsマシン上で別のWindowsやOS/2 WarpといったOSを複数稼働できるPCエミュレーター。本ソフトは、同社が昨年2月にConnectix社を買収して獲得した仮想マシン技術を採用。これまでMachintosh版のみの販売だったため、マイクロソフトからWindows版の“Virtual PC”シリーズが登場するのは今回が初となる。 本ソフトを利用してパソコンの中に設置した仮想マシンでは、Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP、MS-DOS 6.22、OS/2 Warp(Versin 4 Fix Pack 15、Convenience Pack 1、Convenience Pack 1)が動作サポート対象OSとして挙げられているが、もちろんこれらのOSは別途用意する必要がある。 使用例としては、Windows 95/98/Me/NT 4.0でしか動作しなかったアプリケーションをWindows 2000/XPでも利用できるようになるため、古いOSをインストールしたパソコンをわざわざ用意する必要がなくなる。また、プログラマーがアプリケーションの動作確認を複数OS上で行うときなどに向いているだろう。 前身ソフトである「Virtual PC for Windows」v5.2からの主な変更点は、仮想マシンごとに最大4基のネットワークアダプタをエミュレートできるようになったこと。外部パソコンへの通信はもちろん、仮想マシン同士での通信も可能。 また、仮想マシンの設定情報をレジストリからXMLファイルに切り換えたため、他パソコンへ仮想マシンを簡単にコピーできるようになった。そのほか、Linux/BSD/Netware/SolarisといったPC/AT互換機で動作するWindows/MS-DOSやOS/2 Warp以外のOSが、サポート対象外になったことも大きな変更と言える。
【著作権者】マイクロソフト(株)
□Microsoft Virtual PC ホーム (中井 浩晶) |
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