![]() |
|
![]() ![]()
【第206回】
アクションパズルゲーム「小さな森のケロル君」カエルの“ケロル君”を操って、水浸しの町を整理整頓しよう
(04/05/14)
「倉庫番」というゲームをご存じだろうか。真上から見下ろした迷路のようなフィールドを舞台に、指定された場所まで荷物を運ぶというパズルゲームで、キャラクターは荷物を真っ直ぐ押すことしかできないという、シンプルで分かりやすいルールが秀逸な作品だ。今回紹介する「小さな森のケロル君」は、「倉庫番」のようにシンプルなルールで手軽に楽しめる作品。ステージにはさまざまな仕掛けが施されており、思考力だけでなく正確で素早い操作も要求される、手応えのあるアクションパズルゲームとなっている。
「小さな森のケロル君」は、二足歩行するカエルのキャラクター“ケロル君”を操作して、フィールド内に置かれた箱を押して指定された白い枠線まで移動させるステージクリア型のアクションパズルゲーム。画面は、キャラクターや箱を真横から見たサイドビューで、箱と同じ大きさのブロックを積み上げた壁や段差で構成され、迷路のようなフィールドとなっている。このほかフィールド内には、高い場所に登るためのはしごや、バルブで水量を調節できる水たまり、一度押すと何かにぶつかるまで転がるボールなどの仕掛けが用意されているので、これらの仕掛けをうまく利用して目的地まで箱を移動していこう。フィールド内のすべての白い枠線に箱を置くとステージクリア。ゲームオーバー条件はとくに設けられていないが、箱を壁の隙間に落として移動できなくなったり、“ケロル君”が身動きできない場所に閉じこめられてしまうなど、ゲーム中に手詰まりになる場合がある。手詰まりになってゲームを進められない場合は、メニューから“RESTART”を選択してステージを最初からやり直そう。
操作は、カーソルキーで“ケロル君”を移動させ、[X]キーでジャンプ、フィールド内のスイッチやバルブ上で[Z]キーを押すと、ベルトコンベアのスイッチを切り替えたり、バルブ開閉などのアクションを行う。また[C]キーを押すとサブメニューが開き、ステージを最初からやり直したり、ステージ選択画面に戻って他のステージに挑戦することができる。“ケロル君”は、ジャンプすることで1ブロック分の段差を上ることができ、箱やボールを足場として利用することが可能。ただし、水のなかではジャンプできなくなるので、水に入るときは必ず陸に戻る方法を考えておこう。また“ケロル君”が移動する箱には、水に浮いて真横から押すことで動かすことができる“木箱”と、水に入ると沈み、真横から押しても動かすことができない“鉄箱”の2種類が用意されいる。なかでも“鉄箱”は、フィールド内の仕掛けを利用しないと動かすことができない場合が多いので、箱の特長とフィールド内の仕掛けをしっかりと把握して慎重に動かしていこう。
箱をいかにして枠線まで運ぶかというパズル要素と、“ケロル君”を操作して箱などを動かしていくというアクション性がうまく結びつき、さらにステージの難易度が徐々に上がっていく構成と相まって、パズル好き、アクション好きのどちらでも楽しめる作品になっていると思う。ステージごとにクリアタイムが記録されるので、一度クリアしたステージでも、最速クリアを目指して繰り返し挑戦する楽しみが残されているのも大きな魅力だ。なお作者のホームページには、ブロックや仕掛けを配置してオリジナルステージを作成できるツールも公開されている。友人同士で作成したオリジナルステージに挑戦するといった遊び方もオススメだ。
【著作権者】crocell 氏
□ARC Advance road of crocell (肥田 明久)
|
|
|
|||||||||||||||||||
![]() ![]() |