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NEWS (04/05/18)

クラス名から各種ウィンドウ内のオブジェクトを検索できる「Winspector」が公開

選択アプリを常時監視して送信するウィンドウメッセージを取得

「Winspector」Build 31
「Winspector」Build 31
オブジェクトをハイライト表示
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 アプリケーションのクラス名やウィンドウメッセージを取得できる「Winspector」Build number 31が、8日に公開された。Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

 「Winspector」は、ユーザー自身が起動したアプリケーションや、Windowsが実行しているすべてのアプリケーションを解析して、ウィンドウハンドルとクラス名をツリー形式で表示するプログラム開発者向けのソフト。デスクトップ上のウィンドウ内で、特定のクラス名がどの位置に存在するかを図示する機能や、アプリケーションごとのウィンドウメッセージを取得する機能を備えているのが特長。

 画面左側には、現在実行しているアプリケーションのメインウィンドウ一覧を、その下層にボタンやメニューなどオブジェクトのウィンドウハンドルとクラス名をツリー形式で表示する。また右側にはツリーで選択したクラスの名前、描画位置、ウィンドウスタイルなどの詳細情報を、下側にはアプリケーションウィンドウやフォルダウィンドウが作成・破棄される状況をログとしてリアルタイムに表示可能。

 さらに、ツリーに表示されたクラス名を選択して、右クリックメニューの[Highlight]を選択すると、デスクトップにあるウィンドウ内の対象オブジェクト部分のみを赤い枠で囲んで表示できる。また任意のクラス名を指定して、現在実行中のアプリケーションに指定したクラス名が存在するかも検索可能。

 そのほか、ツリーの右クリックメニュー[Messages]では、選択したアプリケーション内で発生するウィンドウメッセージを取得して、画面右側に列挙できる。選択したアプリケーションがどのようなウィンドウメッセージを送信しているのかを調べられるほか、調べる必要のない特定のウィンドウメッセージを非表示にすることも可能。さらに本ソフト実行中は、マウスカーソル下に存在するオブジェクトを判別して、登録されているクラス名や描画位置、サイズなどの情報を画面下で確認することもできる。

 プログラム初級者は、開発の参考にしたいアプリケーションなどをじっくり見て、ウィンドウ構造の調査に利用できるだろう。また上級者は、ウィンドウメッセージなどを調査することで、他人が作成したアプリケーションと連携するアプリケーションの開発や、自作アプリケーションから外部アプリケーションを操作するような高度なプログラミングにも活用できそうだ。


【著作権者】Gipsysoft.
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】Build 31(04/05/08)

□Winspector - Ultimate Windows Message Spy
http://www.windows-spy.com/

(久保 望)


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