（株）ライブドアは19日、Webブラウザー「Opera」デスクトップ版の日本国内販売に関して、Opera Software ASA（以下、Opera本社）との間で独占契約を締結したと発表した。

　（株）トランスウエア、（株）ライブドアに対する電話取材によって得られた事実としては、これまでトランスウエアが行ってきた「Opera」デスクトップ版の国内販売に関する全事業がライブドアへ移行するかたちとなり、現在事業の引き継ぎが行われているところだという。

　今回移行する事業内容としては、「Opera」日本語版Webページの管理やオンライン配布事業、オンライン版の送金登録事業、パッケージ版の販売事業、サポート事業、OEM販売事業等があるとのこと。

　また今回の独占販売契約はデスクトップ版のみに関するとあるが、これまでも携帯電話等のモバイル版のライセンス契約そのものは、Opera本社と携帯電話事業者（もしくは製造業者）が直接行っていた。

　その際トランスウエアは、同社宛にオファーのあったモバイル版の契約案件をOpera 本社の担当者へ紹介するものの、Opera本社宛に直接オファーのあった案件に関して は関知しないという立場だったようだ。今後はこのモバイル版契約に関する紹介業務 についても、ライブドアに移行するとのこと。

　一部報道で、（株）ライブドアによるパッケージ版販売開始が7月上旬とされていることから、「Opera」v7.50 日本語版の発売日がそれにあたるものと見られる。またすでに、トランスウエアによる「Opera」日本語版公式ページURLが、ライブドアによる公式ページにリダイレクトされていることから、パッケージ版以前に発表されるはずのオンライン版は、ライブドアによるリリースとなる模様。

□livedoor プレスルーム プレスリリース（本件に関するリリースページ）
http://corp.livedoor.com/pressroom/pressrelease/content?id=310
□livedoor Opera（ライブドアによる「Opera」の公式ページ）
http://opera.livedoor.com/
□OPERA日本語サイト - The Best Internet Experience（トランスウエアによる「Opera」の公式ページ、すでにライブドアの公式ページへリダイレクトされている）
http://jp.opera.com/

（岩崎 綾）