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Windowsベースの携帯メディアプレイヤーと連携できる「WMP 10」βが公開新デジタル権利管理技術「Windows Media Digital Rights Management」を搭載
「Windows Media Player 10」(以下、WMP 10)の目玉は、同社が開発したコードネーム“Janus”と呼ばれていたDRM技術「Windows Media Digital Rights Management」を搭載したこと。 本DRM技術はライセンスの更新が容易なため、複製が制限されたメディアコンテンツを配信するWebサービス側がコンテンツを管理しやすいのが特長。またメディア配信サービスとWMP 10とを、本DRM技術で連携させることで、購入したメディアコンテンツを本DRM技術対応のポータブルメディアプレイヤーに転送して再生できるようになるという。 DRM技術といえばアップルコンピュータ(株)が、メディアプレイヤー「iTunes for Windows」と同社製ポータブルメディアプレイヤー“iPod”を連携させて、Web上からの音楽購入をすでに実現していたが、日本語版では音楽を購入できないようになっていた。 日本での音楽配信について、マイクロソフト(株)に問い合わせたところ「現段階ではなにも決まっていない」との返答を得たが、米Microsoftが開発したDRM技術は、すでにAmerica Online、Disney、Napster、Dell、Rio、Samsung Electronicsといった海外企業が採用に名乗りを上げている。このようなサービスでは、参加企業の多い方式が事実上のデファクトスタンダードとなることも多く、期待できそうだ。 またWMP 10では、年内に発売予定となっているWindowsベースのポータブルメディアプレイヤー“Portable Media Center”と完全に連携することが可能。そのほか、各社既存のポータブルメディアプレイヤーとローカルPC間でメディアファイルを同期できる“Auto Sync”機能が追加され、Creative製の“NOMAD”シリーズや、Rio製“Karma”“Nitrus”といった対応プレイヤーをもっていれば、本ソフトを利用したファイルの同期が可能。
【著作権者】Microsoft Corporation
□Microsoft Windows Media - Windows Media Player 10 Technical Beta (中井 浩晶) |
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