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マイクロソフト、ネットワークゲームに支障が出る脆弱性を修正する月例パッチ開発環境「Visual Studio .NET 2003」に含まれる脆弱性も修正
今回報告された脆弱性の影響を受けるのは、Windows 98/Me/2000/XP/Server 2003だが、サポートが終了しているWindows 98/Meに関しては、脆弱性の深刻度が警告と低いこともあり、修正プログラムが提供されない。 DirectPlayとは、DirectX内に同梱されているコンポーネントの1つで、主にネットワークゲームに利用されるネットワークプロトコル。今回脆弱性が発見されたのは、DirectPlayに含まれる“IDirectPlay4”というAPIで、攻撃者が悪用するとDirectPlayを利用するゲームを異常終了させることができるという。 ただし比較的新しいゲームは、脆弱性のある“IDirectPlay4”ではなく、最新のAPI“IDirectPlay8”を使用している場合が多く、本脆弱性の影響を受けるケースは少ないとのこと。 そのほか今月の月例パッチでは、開発環境「Visual Studio .NET 2003」を利用しているパソコンでIISを稼働している場合に、攻撃者が特殊なHTTPリクエストを送信することで、任意のファイルを取得・削除できてしまう脆弱性の修正も含まれる。
□2004 年 6 月のセキュリティ情報 (中井 浩晶) |
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