|
「東風フォント」の代替フォントとして開発中の「さざなみフォント」が公開等幅フォントで、「さざなみゴシック」と「さざなみ明朝」の2書体を収録
「さざなみフォント」は、フリーの日本語フォント「東風フォント」をもとに、著作権などが問題となった一部のフォントを差し替え、文字バランスの調整などの改良を施した日本語TrueTypeフォント。アーカイブには、ゴシック体の「さざなみゴシック」と明朝体の「さざなみ明朝」の2種類が同梱されている。 同梱されるフォントはいずれも等幅で、「Kappa 20dot Fonts」や「東雲フォント」などのビットマップフォントと、アウトラインフォントを複数組み合わせて制作されている。アウトラインフォントのみの場合、フォントのポイント数を小さくすると文字の輪郭が汚くなり読みづらくなるが、本フォントは小さな文字サイズ用のビットマップフォントも搭載するため、小さな文字も読みやすいのが特長。 本フォントのベースとなった「東風フォント」は、LinuxなどオープンソースのUNIX互換OSで日本語を表示することを主目的に、古川 泰之氏により制作されたフリーの日本語フォント。しかし昨秋、元にしたフリーフォントの一部に、(株)日立製作所と(株)タイプバンクが共同制作した既存製品から無断で派生、もしくは無断で複製したフォントが含まれていることが判明。いくつかの選択肢のなか、古川氏は『自由なフォントが欲しい』という開発当初の希望を満たせないと判断したため、2003年10月「東風フォント」の制作・配布活動を終了した。詳細は、下記リンクを参照のこと。 今回公開された「さざなみフォント」は、「東風フォント」にも含まれていたビットマップフォント「Kappa 20dot Fonts」の制作者、狩野 宏樹氏らの手により開発が進められている。
【著作権者】和田研漢字分科会、電子書体オープンラボ
□SourceForge.jp: Project Info - efont(「さざなみフォント」のダウンロードページ) (石川 敬峰) |
|
|
||||||||||||||||
トップページへ |