NEWS （04/06/24　15:00）

「ThumbSense」

円形のウィンドウ切り替えメニュー

　タッチパッドに触れながらキーボードの英数字キーを押すことでクリック操作やソフトの起動ができるソフト「ThumbSense」が、10日に公開された。Windows 2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

　「ThumbSense」は、タッチパッドに触れながらキーボードの英数字キーを押すことで、クリック操作やソフトの起動ができるタスクトレイ常駐型ソフト。たとえば、タッチパッド＋［J］キーでクリック操作が、タッチパッド＋［K］キーで右クリック操作が行える。一方、タッチパッドに触れていなければ、キーは通常どおりに機能する。

　多くのノートPCでは、マウスボタンがタッチパッドの下側に位置するため、指をキーボードのホームポジションから離さないとクリック操作がしにくい。しかし本ソフトを利用すれば、クリック操作が必要なときも指をあまり大きく動かさずに済み、素早い操作が可能となる。

　ランチャーとしても利用でき、たとえばタッチパッド＋［I］キーでIEを起動し、タッチパッド＋［M］キーで“My Document”フォルダを開く。また、ウィンドウを閉じたり、画面を上下スクロールさせる操作も可能。

　さらに、独自のウィンドウ切り替えメニューも搭載する。タッチパッド＋［T］キーで画面中央に灰色の円が現れ、現在開いているウィンドウのサムネイル画像が円周内に丸く並ぶ。ポインターをタッチパッドで動かし、キーを離せば、指定したウィンドウがアクティブな状態になる。ウィンドウの内容を視覚的に確認しやすいのが便利。

　なお、同梱のINIファイルを書き換えることで、キー割り当てを変更したり、起動するソフトを自由に追加できる。

【著作権者】暦本 純一　氏
【対応OS】Windows 2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】-（04/06/10）

□ThumbSense
http://www.csl.sony.co.jp/person/rekimoto/tsense/indexj.html
□暦本のホームページ
http://www.csl.sony.co.jp/person/rekimoto.j.html

（石川 敬峰）