メモリ上にファイル情報のインデックスを作成してファイルを高速検索「Gooo」

大量のファイルが検索対象になっていても検索処理で待たされることがない

「Gooo」v006

　メモリ上にファイル情報のインデックスを作成することで、ハードディスク内のファイルとフォルダを高速に検索できる「Gooo」v006が、14日に公開された。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にて試用したところWindows XPで動作することを確認した。現在、作者のホームページからダウンロードできる。

　「Gooo」は、メモリ上にファイル情報のインデックスを作成することで、ハードディスク内のファイルとフォルダを高速に検索できるタスクトレイ常駐型ソフト。起動すると、あらかじめ指定した複数のドライブ・フォルダ内にある全ファイルの情報を収集し、メモリ上にインデックスを作成する仕組み。

　タスクトレイアイコンをクリックすると、検索キーワードを指定するウィンドウが表示されるので、スペースで区切った複数の文字列を入力すれば、名前に指定キーワードをすべて含むファイルとフォルダが一覧表示される。

　一覧には、あらかじめ指定した数のファイルが、最終更新日時が新しいものから順に表示され、フォルダパスや最終更新日時も同時に確認可能。このとき、ダブルクリックでファイルを開いたり、一覧の右クリックメニューからそのファイルが存在するフォルダを表示できる。

　そのほか設定画面では、検索対象となるドライブ・フォルダを指定したり、指定したドライブ・フォルダを検索対象から除外することが可能。

　このソフトを利用すれば、検索対象のファイルが約4万5千個あっても、メモリ上にファイル情報のインデックスを保持しているため、1秒も待たずに検索できる。

　なお、本ソフトを起動するにはメモリの空き容量を十分に確保する必要があるので注意。編集部にて本ソフトを試用したところ、検索対象のファイルが約4万5千個のときにおおよそ30MBのメモリ容量を消費した。

【著作権者】赤尾鉄平　氏
【対応OS】（編集部にてWindows XPで動作を確認）
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】006（04/06/14）