NEWS （04/07/01　17:50）

ActiveXでプラグインをインストール

ベンチマークの測定結果

　アメリカ・カリフォルニア州のサラトガを拠点とするFuturemark Corporationは6月30日（現地時間）、ハイビジョン画質のWMV“Windows Media High Definition Video（以下、WMV HD）”が再生可能であるかを測定できるオンラインベンチマークを米Microsoftに提供したことを発表した。現在、米Microsoftが運営するWMV HDの公式サイト上で本オンラインベンチマークを利用できる。

　WMV HDとは、マイクロソフトが開発したハイビジョン画質の動画技術で、最大で1,920×1,080ピクセルの高解像度、つまりフルハイビジョン画質を実現している。一部の市販DVDビデオには、通常のDVD-Video（720×480ピクセル）のほかに、WMV HD（1,280×720ピクセル）を収録しているメディアも同梱されており、有名な作品では“ターミネーター2”などの輸入盤がすでに国内でも販売されている。

　しかし、WMV HDをパソコン上で再生するには、Windows XPで動作させた「Windows Media Player 9」や、WMV HD再生に対応するDVDプレイヤーに加えて、最低でも2.4GHzのCPUを搭載したパソコンが必要となっており、非常にハイスペックなパソコンが要求されてしまう。

　そこで、今回Futuremark社が米Microsoftに提供したオンラインベンチマークを利用することで、事前にWMV HDが自分のパソコン上で再生可能かどうかを測定することができる。

　本オンラインベンチマークを利用するには、まずIEで米Microsoftが運営するWMV HDの公式サイトにアクセスし、ActiveXを利用してプラグインをインストールしよう。すると、測定結果のグラフが表示されて自分のパソコンがどのくらいの解像度のWMV HDを再生できるかを確認可能。

　そのほか、同サイト上ではWMV HDフォーマットのサンプル動画を無償でダウンロードできるので、再生可能なパソコンを持っている人は美しい映像を堪能できるだろう。

　なお編集部にて検証したところ、IE以外のWebブラウザー「Firefox」や「Opera」では、本オンラインベンチマークを利用できないので注意。

□米Microsoftが運営するWMV HDの公式サイト
http://wmvhd.com/
□Futuremark - Press Room - Press Releases
http://www.futuremark.com/pressroom/pressreleases/?063004
□窓の杜 - Windows Media Player
http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/video/mediaplay/winmediaplyr.html

（中井 浩晶）