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マイクロソフト、ローカル権限を昇格できる脆弱性に対応する修正プログラム「Outlook Express」をリモートで異常終了させる脆弱性も修正される
ローカルPC上での権限を昇格できるWindowsの脆弱性は、問題箇所や影響を受けるOSの違いにより2種類存在する。まずひとつ目はWindows 2000のみが影響を受ける重要レベルの脆弱性で、Windowsの“ユーティリティマネージャ”機能がアプリケーションを起動する方法に問題があるというもの。攻撃対象PCのユーザーアカウントを所有する攻撃者が、パソコンを直接操作してローカルPC上での権限を昇格できるという。 もうひとつはWindows NT 4.0/2000に存在する重要レベルの脆弱性で、POSIX(Portable Operating System Interface for UNIX)のサブシステムに未チェックのバッファがあるというもの。こちらも、攻撃対象PCのユーザーアカウントを所有する攻撃者が、パソコンを直接操作してローカルPC上での権限を昇格できるとのこと。 また、「Outlook Express」v5.5 SP2/6.0/6.0 SP1/6.0 for Windows Server 2003をリモートで異常終了できてしまう警告レベルの脆弱性も報告されており、悪意あるプログラムが添付されたメールを表示するだけで、「Outlook Express」を異常終了させることができるという。
□2004 年 7 月のセキュリティ情報 (中井 浩晶) |
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