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面倒な設定変更なしに使えるフリーの音声チャットソフト「Skype」が公開最大5人までのメンバーで同時に会話可能
「Skype」は、タスクトレイに常駐する音声チャットソフト。メイン画面を起動後にユーザー名を直接入力するか、リストへ登録済みのユーザー名をダブルクリックすれば発信可能。プロフィールをもとに通話相手を探すこともできる。また、[Ctrl]キーで複数の通話相手を指定して[コール]ボタンを押せば、最大5人で同時に会話できるのが便利。 本ソフトをインストールしたパソコン間で無料の通話ができるほか、通話料金を10/25/50ユーロ分前払いすれば、日本国内の固定電話へは1分0.027ユーロ(約3.6円)、携帯電話・PHSへは1分0.157ユーロ(約21円)で電話をかけられる。 メニューは日本語表示に対応しており、そのほか表示言語を英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、中国語、韓国語など約20の言語から選べる。Windows版のほか、Pocket PC 2003版やLinux版も配布されている。 また、ファイルやテキスト形式のインスタントメッセージを送受信できる。もちろんリストに登録したメンバーのインターネット接続状況は、リアルタイムに確認可能だ。 なお本ソフトは、ファイル共有ソフト「KaZaA」の制作者が音声通話向けに改良したP2Pネットワーク技術を使用している。 音声データのUDPパケットを、HTTPアクセスに利用する80番ポートでやりとりできるため、ルーター配下でファイヤーウォール内のPCでも、Webページを閲覧できる環境ならば、基本的には面倒な設定変更を行わずに音声チャット可能。なお、データのやりとりには256ビット長のAES暗号を使用しており、機密の保護も配意されている。 そのほか、正式版の公開にあたり通話料金が改定されたので、β版からのユーザーは料金を確認したほうがよいだろう。
【著作権者】Skype Software S.A.
□Skype (石川 敬峰) |
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