Windows XP SP2 RC2 日本語版の“Windows セキュリティ センター”

　米Microsoftは6日（現地時間）、「Windows XP Service Pack 2」（以下、XP SP2）の開発を完了し、パッケージ生産やパソコンへのプリインストールといった製造工程向けにリリースした。今後XP SP2は、2カ月以内に日本語をはじめとする25言語にローカライズされ、同社Webサイトから無償でダウンロード可能になるという。

　XP SP2では、セキュリティに関する脆弱性を修正するアップデートが施されるほか、セキュリティを強化するための新機能が追加される。主な新機能として、ファイヤーウォールやウイルス対策ソフトの状態を一括管理できる“Windows セキュリティ センター”機能や、バッファオーバーフローを悪用するウイルスの攻撃をCPUレベルで防止する機能などがある。

　なお、“Windows セキュリティ センター”機能でウイルス対策ソフトを管理するには、ウイルス対策ソフト側での対応も必要となるが、（株）シマンテックの「Norton」シリーズ、トレンドマイクロ（株）の「ウイルスバスター」2003/2004およびコーポレートエディション、ソースネクスト（株）の「ウイルスセキュリティ」2005などがXP SP2に対応すると各社から発表されている。

□Microsoft Releases Windows XP Service Pack 2 with Advanced Security Technologies to Computer Manufacturers
http://www.microsoft.com/presspass/press/2004/aug04/08-06WinXPSP2LaunchPR.asp

（中井 浩晶）