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NEWS (04/08/10 16:05)

縦書きでの編集に対応したアウトラインプロセッサー「VerticalEditor」v2.13

小説やシナリオの編集に便利な機能を各種搭載

「VerticakEditor」v2.13
「VerticakEditor」v2.13
印刷プレビュー画面
印刷プレビュー画面
 縦書きでの編集・印刷に対応し、小説やシナリオの編集に便利な機能を備えたアウトラインプロセッサー「VerticalEditor」v2.13が、7月30日に公開された。Windows 対応するフリーソフトで、編集部で試用したところWindows XPでの動作を確認した。現在、作者のホームページからダウンロードできる。

 「VerticalEditor」は、縦書きでの編集や印刷が可能なアウトラインプロセッサー。原稿用紙風の枠線を表示して文章を記述していけるため、実際に原稿用紙に書いている感覚で編集できるのが面白い。横書きにも対応しており、罫線を表示した大学ノート風のデザインや、台本のようにセリフのある行では自動的に字下げするなど、さまざまな表示スタイルで文章を編集できる。

 文書中の漢字などにルビを表示できるのが特長で、ルビをふりたい文字に続いて“《》”でふりがなを囲むと、括弧内に記述したふりがながルビとして表示される仕組み。このルビ表示機能は設定でON/OFFできる。また印刷時には、原稿用紙風の枠線やルビなど画面表示どおりの印刷が可能。さらに印刷範囲の設定では、表示中の1ページのみ、全ページ、選択したページを指定できる。

 画面構成は左ペインにツリー形式のアウトラインが、右ペインにエディターが配置されており、見出しは各ページの階層や順序をドラッグ&ドロップで入れ替えたり、選択中のページと1つ下のページを結合することなどができる。

 ファイルへの保存は、各見出しの先頭にピリオド“.”を付加した状態で各ページの文書内容を1つのテキストファイルへ保存する。一般に“階層付きテキスト”と呼ばれるテキスト形式に対応したソフトならば、他ソフトとのインポート・エクスポートも可能だ。見出しを追加して新たにページを作成するには、左ペインの右クリックメニューかメイン画面の[ツリー]メニューから[追加]を選択すればよい。見出し名の変更も同じく右クリックメニューなどで行い、ページ追加時や文書編集中などいつでも変更することができる。

 また右ペインに表示されたエディターでは、折り返し記号や改行記号などを表示できるほか、“「」”などの記号で囲んだ文字や、特定の単語を強調表示する機能を備えている。そのほか、1行の文字数や1ページで編集可能な最大行を設定することができるので、小説など全体の文字数やページ数に制限がある文書の編集に役立つだろう。


【著作権者】地矢 ただし 氏、TrueStories 氏
【対応OS】(編集部にてWindows XPで動作を確認)
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】2.13(04/07/30)

□VerticalEditorの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
http://www.vector.co.jp/soft/win95/writing/se276951.html

(久保 望)


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