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NEWS (04/09/16 0:00)

米Microsoft、XP SP2導入後に起動不能となる問題を防止するパッチを公開

本問題はBIOSが正しくPentium 4/Celeron Dをサポートしない環境で発生する

修正プログラムのダウンロードページ
修正プログラムのダウンロードページ
 米Microsoftは14日(現地時間)、Windows XP SP2をインストール後に再起動を行うと、一部の環境で起動不能となる問題を防止する修正プログラムを公開した。現在同社のホームページから無償でダウンロードできる。

 本問題は、“Prescott”コアでステッピングが“C-0”のPentium 4かCeleron DをCPUに搭載し、マザーボードのBIOSが当該CPUを正しくサポートしていない環境で発生する。BIOSがCPUをサポートしていないため、起動時にOSがBIOSからCPU情報を得られない場合、通常はBIOSに代わってOSがコードをCPUへ提供するが、本件ではOSがコードをCPUへ提供できなくなるために、システムが応答しなくなる仕組み。本プログラムは、コードの提供に関係する“update.sys”を差し替えることで問題の解決を図る。

 本プログラムのインストールが必要かどうか不明な場合は、下記URLで同社が公開するサポート技術情報“Windows XP Service Pack 2 のインストールを完了するためにコンピュータを再起動すると、コンピュータが応答を停止する”を参照し、Intel社製のCPU情報取得ソフト「Intel Processor Frequency ID Utility」を利用して事前にCPU情報を調査するとよいだろう。


□ダウンロードの詳細 : Critical Update for Windows XP (KB885626)
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=9b99c199-5d75-454f-ae07-b620727be8d8
□885626 - Windows XP Service Pack 2 のインストールを完了するためにコンピュータを再起動すると、コンピュータが応答を停止する
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;885626
□インテル(R) Processor Frequency ID Utility ユーティリティのダウンロード
http://support.intel.co.jp/jp/support/processors/tools/frequencyid/download.htm

(石川 敬峰)



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