ヨーヨー風の武器で地下25階からなる遺跡を探検するアクションRPG「冒険野郎」

主人公の武器は敵から魔力を吸収したり、敵弾を防ぐバリアにもなる

「冒険野郎」v1.02

　ヨーヨー風の武器で地下25階からなる遺跡を探検していくアクションRPG「冒険野郎」v1.02が、26日に公開された。Windows 95/98/Me/2000/XPに対応するフリーソフトで、現在作者のホームページからダウンロードできる。

　「冒険野郎」は、敵から魔力を吸収できるヨーヨー風の武器を駆使して、地下25階からなる遺跡を探検していく2Dトップビュー型アクションRPG。ふとしたきっかけから、千年前に封印された悪魔“ガウナキア”と関わってしまった主人公“ブレン”が、ガウナキアと対決するために遺跡の最下層を目指すというストーリー。セーブや体力回復が行える街と、メインの地下遺跡を往復してゲームは進む。

　主人公の主武器は、投げてから一定距離進むか敵に当たると、ヨーヨーのように戻ってくる円盤“チャクラム”。敵へぶつけてダメージを与えるだけでなく、投げたあとにボタンを押しっぱなしにすれば、一定時間空中にとどまって円状の“吸魔フィールド”を張ることが可能。敵はフィールドに触れるとダメージを受け、そしてチャクラムはフィールドと接触した敵から魔力を吸い取り、内部に魔力を溜め込む。

円盤の飛距離は武器屋で変更可能だ

　冒険中に魔法をゲットすれば、溜めた魔力を使って火の玉を発射したり、一定時間で爆発する爆弾を設置可能となる。またこのフィールドは、敵が発射する弾も吸収できるので、防御にも活躍する。円盤の飛距離は、街の武器屋でお金を払えば、近距離・中距離・遠距離の3段階に切り替え可能。プレイヤーの戦闘スタイルや、交戦する敵の種類に応じて調節していこう。さらに武器屋では、円盤を鍛えて攻撃力をアップさせたり、魔力の溜められる量を増やすことも可能だ。

　主人公は体力回復魔法をもたないので、宝箱に収められていたり、敵を倒すとたまに現れる薬を逃さずにゲットし、体力を回復させていくことが必要。なお体力の最大値は、あちこちに隠されている“命の薬”を取ることでのみ増やせる。敵に触れたり敵弾を食らうと体力が減り、ゼロになると所持金を半分にされるペナルティを受けたうえで、宿屋へ連れ戻される。場面によっては即ゲームオーバーになってしまうので、セーブは怠らないようにしよう。

　遺跡は、5階ごとに1つの階層が構成されている。出現する敵は階層ごとに変わり、たとえば第1階層ではスライムやネズミなどのザコ敵が現れ、第2階層では奇怪な植物や群れなす昆虫が登場する。また押すと動くブロック、爆弾で壊せる岩、乗ると動き出す足場、スイッチを押すと一定時間だけ開く扉など、プレイヤーを悩ませる仕掛けも豊富だ。

　そのほか各階層のラストには、羽ばたきで主人公を吹き飛ばす怪鳥や、炎を吐き出す巨大植物などのボス敵が登場し、主人公の行く手を阻む。深く下りるほど一癖ある敵が増えるので、新しい階層へ向かうときは、念のために街へ戻って武器の強化などを行っておくとよい。

　本作は敵から受けるダメージが大きく、ごり押しの攻めが通用しないため、障害物を挟んで安全な位置から、障害物を突き抜ける主武器で攻撃するのが有効。また、ほとんどの敵は画面外へ出ると動きを止めるため、やっかいな複数の敵は多数を外へ追い出し、残りを各個撃破していこう。


出現する敵は階層ごとに変わる		各階層のラストには巨大ボスが登場するぞ

【著作権者】ヒコシマブレイク
【対応OS】Windows 95/98/Me/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】1.02（04/09/26）