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流出した「MSN Messenger」英語ベータ版でv7.0の新機能を検証アニメーション送信が可能となったほか、“MSN Search”との連携機能が追加現在ベータテストメンバーのみによるテストを行っている「MSN Messenger」v7.0 英語ベータ版のクライアントソフトが外部へ流出したことが、米サイトで話題になっている。流出元となったサイトは、“Neowin.net”というPC系ニュースを掲載するサイト。流出の発端となった記事は現地時間の9月30日に掲載され、v7.0での新機能の箇条書き等が、多数の画面キャプチャーとクライアントソフトとともに公開されていた。しかし後日、画面キャプチャーとクライアントソフトは削除され、現在はそれらの掲載されていた箇所に『マイクロソフトからの要望により画面キャプチャーを削除した』と書かれている状態だ。編集部でも、当のクライアントソフトを入手・検証したので、v7.0での新機能について触れてみたい。 v7.0で新規に実装された機能は大きく分けて2つある。動的メッセージの送信機能と“MSN Search”との連携機能である。“Winks”と呼ばれる動的メッセージは、会話相手のメッセージウィンドウいっぱいに“キスする唇”や“鼓動を打つハートマーク”などのアニメーションを表示する機能。あらかじめ15種類用意され、顔文字ボタンの右側に追加された“Winks”ボタンより任意に選択して送信する。 “Nudge”と呼ばれる動的メッセージ送信機能も顔文字ボタンの右側に追加され、会話相手のメッセージウィンドウを揺らすことが可能となった。これら動的メッセージ送信機能は、2002年5月に公開された「Yahoo!メッセンジャー」のベータ版で新規実装された機能とほぼ同様と言える。 また動的メッセージの送信機能追加に伴い、これまであった“背景”“顔文字”のほか、“Winks”をセットパッケージにした“Packs”と呼ばれるものを、MSNサイトからダウンロード可能となるようだが、現在ダウンロードが行えず詳細は不明となっている。 “MSN Search”との連携機能では、メンバーリスト下部に同社検索サービス“MSN Search”のキーワード検索欄が追加され、ここから“MSN Search”のキーワード検索を利用可能なほか、会話内の範囲選択した文字列をキーワードにして検索できるようになっている。 なお最後に、当検証の元となったクライアントソフトが、Microsoft製かどうかの真偽のほどは定かではないことを付け加えておく。また流出元サイトの例もあるため、画面キャプチャーの掲載は控えることとした。
(岩崎 綾/中井 浩晶)
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