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NEWS (04/10/14 20:10)

Windows XP SP2で10月版修正プログラムのインストールが失敗した際の解決法

自動更新機能を利用して適用した際に、Windowsが起動しなくなることも

 マイクロソフト(株)は13日、Windows XP SP2(以下、XP SP2)で10月版のセキュリティ修正プログラムが正常に適用できない場合があることを発表した。XP SP2の自動更新機能には、修正プログラムを適用後に自動でWindowsをシャットダウンするオプション機能が搭載されている。このオプション機能を利用すると通常は、青い背景のシャットダウン画面で“コンピュータの電源を切らないでください。電源は自動的に切れます。”とメッセージが表示され、パソコンの電源が自動で切れる。

 しかし、XP SP2上で13日公開の10月版修正プログラムを適用する際に、このオプション機能を利用すると、修正プログラムのインストールが途中で停止し、自動シャットダウンも実行されない場合があるという。この状態になった場合は、手動でパソコンの電源を切って再びWindowsを起動し、修正プログラムを自動更新機能ではなく“Windows Update”や“Office Online”機能を利用して再インストールすればよいとのこと。

 ただし、手動でパソコンの電源を切った際に修正プログラムのインストールに失敗しているため、Windowsが正常に起動できなくなる場合があり、最悪のケースではWindowsを全く起動できない状態になるという。

 Windowsが正常に起動できない場合の具体的な症例としては、タスクバーの[スタート]ボタンなどが表示されないという問題が挙げられている。この場合は、「タスク マネージャ」を呼び出して[アプリケーション]タブ内の[新しいタスク]ボタンを押すと、“ファイル名を指定して実行”ダイアログが表示されるので、“appwiz.cpl”と入力して「プログラムの追加と削除」を起動する。次に、「プログラムの追加と削除」のインストール済みプログラム一覧から“Windows XP ホットフィックス - KB834707”を削除し、Windowsを再起動すれば問題を解決できる。あとは、修正プログラムを“Windows Update”機能などで再インストールする。

 また、Windowsを全く起動できない場合は、Windows XPのインストールCDまたは起動ディスクで“回復コンソール”を利用することになる。なお回復コンソールの具体的な使用方法は、下記URLからアクセスできるマイクロソフトの解説ページを参考にしてほしい。


□Windows XP SP2 セキュリティ更新プログラム適用時のトラブル シューティング
http://support.microsoft.com/kb/888051/JA/
□自動更新中に [コンピュータの電源を切る] を選択した時の動作について
http://support.microsoft.com/kb/884157/JA/
□回復コンソールを実行するには
http://support.microsoft.com/kb/882361/JA/

(中井 浩晶)



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