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“ウイルスバスター”がWindows XPのシステムファイルをウイルス判定する問題Service Pack未適用のWindows XP上で発生し、システムファイルを隔離することもトレンドマイクロ(株)は22日、同社製ウイルス対策ソフト“ウイルスバスター”の、10月22日午前9時半公開のパターンファイル“2.210.00”に、Windows XPのシステムファイル“SMSS.EXE(v5.1.2600.0)”をウイルスとして誤警告し、該当ファイルを駆除・隔離してしまう問題が存在したことを発表した。本問題を解決するには、パターンファイルを10月22日午後1時公開の“2.212.00”以降にアップデートすればよい。 本問題の影響を受けるのは、Service Packを一切適用していないWindows XP。Windowsのシステムフォルダ“System32”内にあるシステムファイル“SMSS.EXE”が、“BKDR_AGENT.CZ”ウイルスに感染していると誤警告されるとのこと。また、Service Packを適用したWindows XPにおいても、バックアップとして“SMSS.EXE”が保存されていると同様に誤警告するという。 “SMSS.EXE”は、“セッションマネージャーサブシステム”と呼ばれるWindowsの動作に必要不可欠なプログラムで、ユーザーがログオフするときなどにデスクトップの状態や実行中のアプリケーションの情報を保存している。 なお、“SMSS.EXE”が“ウイルスバスター”により駆除・隔離されてしまったときは、本ソフトのメイン画面を呼び出して“SMSS.EXE”を復元すればよい。復元の操作手順は、“ウイルスバスター”のバージョンごとに異なるので、下記URLからアクセスできるトレンドマイクロ(株)のサポートページを参考にしてほしい。
□サポート情報 (中井 浩晶)
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