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NEWS (04/10/27 15:40)

Opera Software ASA、タブの脆弱性を修正した「Opera」v7.60 Preview 2を公開

メニューバーから[Window]メニューが廃止されるなどの修正も施されている

「Opera」v7.60 Preview 2でSecuniaのテストを実行
「Opera」v7.60 Preview 2でSecuniaのテストを実行
 ノルウェーのOpera Software ASAは26日(現地時間、以下同)、タブ切り換え型Webブラウザー「Opera」v7.60 Preview 2の英語版をリリースした。主な変更点は、デンマークのセキュリティベンダー会社Secuniaが20日に発表した、Javaスクリプトのダイアログボックスを偽装できる脆弱性が修正されたこと。これは、非アクティブなタブ内のWebページ上で表示されるはずのダイアログボックスが、アクティブなタブのWebページ上に表示されてしまうというもの。

 同脆弱性は「Opera」のみならず、「Mozilla」「Firefox」「Sleipnir」など、タブ切り換え機能を備える多くのWebブラウザーに存在する。詳しくは下記URLからアクセスできる記事を参照してほしい。今回公開されたv7.60 Preview 2では、Javaスクリプトにより呼び出されたダイアログボックスは、ダイアログボックスを呼び出したWebページのタブをアクティブにしたときのみ表示される。

 また、メニューバーから[Window]メニューが廃止され、[Window]メニューにあった機能はタブ上での右クリックメニューへ移されるなど、メニュー構成の見直しが図られた。さらに、各タブの右端に[×]ボタンが追加されたり、初期状態でポップアップウィンドウが抑止される仕様に変更されるなど、数多くの修正が施されている。

 なお、本ソフトはWindows 95/98/Me/NT/2000/XPに対応し、広告を同ソフトのツールバー上に表示する代わりに無償で利用できるフリーソフトだが、シェアウェア登録料の39米ドルを支払えば広告を非表示にすることが可能。現在、同社のホームページからダウンロードできる。


【著作権者】Opera Software ASA
【対応OS】Windows 95/98/Me/NT/2000/XP
【ソフト種別】フリーソフト(広告を非表示にするための登録料は39米ドル)
【バージョン】7.60 Build 7263(04/10/26)

□Opera Software - Beta Testing
http://snapshot.opera.com/
□窓の杜 - 【NEWS】「Sleipnir」「Firefox」などのタブ切り換え型Webブラウザーに存在する脆弱性
http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/10/21/tabbrowsersecad.html

(石川 敬峰)



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