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【第219回】
謎解きアドベンチャーゲーム「twelve」暗号、謎解き愛好家にオススメの頭脳派ゲーム
(04/11/12)
インターネット上で公開されているゲームは、大手メーカーが制作・販売している大作から個人が趣味で制作し、無料で公開しているものまで、ジャンルや価格を問わず、さまざまなものが存在している。しかし、インターネット上で公開されるゲームの数が多すぎるため、どんな作品が存在し、どの作品が本当に面白いのか判断できずに困っている人も多いだろう。そこで“週末ゲーム”では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから選び抜いた良作を紹介していく。今回は、高度な謎解きと暗号解読を楽しめるアドベンチャーゲーム「twelve」を紹介しよう。
ゲームオーバー条件は、プレイ中にランダムで1つ指定される赤い部屋にキャラクターが1人でも入っていること。赤い部屋は1分ごとに全16室の部屋のなかのいずれかにランダムで切り替わっていくので、“赤髪の女の子”や“レッドアラーム”というアイテムを所有しているキャラクターを操作して、赤い部屋の位置をこまめにチェックしていこう。
[ESC]キーを押しながら左右のカーソルキーでキャラクターを切り替えることができ、それぞれのキャラクターを別々の部屋で行動させられる。カーソルキーでキャラクターの移動、[Enter]キーで足下や正面に置かれた物を調べ、[Shift]キーでメニュー画面を表示し、所有しているアイテムの確認や使用、ゲーム中に記録したメモの閲覧、ゲームデータの保存を行うことができる。また、所有できるアイテムの数はキャラクター1人あたり3個までとなっている。さらにゲームをクリアするためには、キャラクターの切り替えだけでなく、どのキャラクターにどのアイテムを所有させる
かが重要なポイントとなる。
とはいえ、新しいアイテムを入手するための仕掛けは簡単に解けないように趣向が凝らされているので、じっくりと考え、あらゆる可能性を探っていくことになるだろう。暗号解読でよく使われる数字を当てはめたり、物の配置を時計の文字盤や方角に見立てて考えるなどの発想力が求められるので、クリアを焦ってイライラするのではなく、それぞれの謎を知的なパズルだと考え、時間をかけて解明してほしい。 本ゲームは、とにかく仕掛けの巧妙さが秀逸で、謎を1つ解くたびに“なるほどこういうことだったのか!”という驚きが味わえる点が醍醐味。その反面、軽い気持ちでサクサク進めていくのは非常に困難である。それ故にお手軽な暇つぶしとしてではなく、じっくり腰を落ち着けてプレイするのに適している。もし謎解きに行き詰まった場合は、作者ホームページの質問掲示板を参照しながら、すべての謎を解き明かしていこう。
【著作権者】abc男 氏
□ABCO (藤井 宏幸)
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