「Firefox」にマウスジェスチャー機能を追加できる「All-in-One gestures」

ウィンドウ内に実線を描いて「Firefox」を操作可能、マウスホイールの機能も拡張

マウスジェスチャーを実行中

「All-in-One gestures」の設定画面

　「Firefox」にマウスジェスチャー機能を追加できる「All-in-One gestures」v0.13.1が、19日に公開された。「Firefox」専用のフリーソフトで、編集部にて試用したところWindows XP上の「Firefox 日本語版」v1.0で動作することを確認した。現在、作者のホームページからダウンロードできる。

　「All-in-One gestures」は、「Firefox」にマウスジェスチャー機能を追加できるプラグイン。Webブラウザーに搭載されている一般的なマウスジェスチャー機能とは異なり、「Firefox」のウィンドウ内にさまざまな実線を描いて「Firefox」を操作できるのが特長。

　マウスジェスチャーは、左右方向への横線と上下方向への縦線を組み合わせたもので、「Firefox」のウィンドウ内で右クリックしながらマウスを動かすことで実線を描ける。例えば、右方向へ横線を描けば“戻る”、上方向へ縦線を描いたあとに続けて下方向へ縦線を描けば“リロード”を実行できる。あらかじめ約40種類の動作にマウスジェスチャーが割り当てられており、設定画面でマウスジェスチャーの内容を編集可能。

　また本プラグインをインストールすると、マウス移動によるマウスジェスチャー機能のほかに、マウスボタンのみで「Firefox」を操作できる機能も追加され、右クリックしながら左クリックで“戻る”、左クリックしながら右クリックで“進む”を実行できる。

　さらにマウスホイールの機能も拡張され、Webページの背景部分で右クリックしながらホイールを回転させれば、“戻る”“進む”リストにあるWebページを一覧表示し、直前に閲覧していたWebページをすばやく表示可能。そのほか、タブ上でマウスホイールを回転させることで、アクティブなタブを順番に切り換えることもできる。

　このプラグインを利用すれば、「Firefox」の操作性を大幅に向上できるので、「Firefox」ユーザーにとって必須のプラグインになりそうだ。

【著作権者】Marc Boullet　氏
【対応OS】（編集部にてWindows XPで動作確認）
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】0.13.1（04/11/19）