NEWS （04/12/06　15:05）

「Winamp」v5.07

　アメリカ・カリフォルニア州を拠点とするNullsoftは2日（現地時間、以下同）、マルチメディアプレイヤー「Winamp」のv5.07をリリースした。主な変更点は、悪意あるプレイリストファイルを開くと任意のコードが実行される脆弱性を再度修正したこと。

　本脆弱性は、ニュージーランドのセキュリティベンダー会社“Security-Assessment.com”が11月23日に公表したもの。Nullsoftは11月18日公開のv5.06で本脆弱性を修正したとしていたが、デンマークのセキュリティベンダー会社Secuniaは、v5.06でも脆弱性が完全に修正されていないことを指摘していた。

　またv5.07では、MP3/NSVファイルを再生するための同梱DLLファイルがWindows 95上でも動作するようになったほか、プロキシー設定機能が再搭載されている。

　なお、本ソフトはWindows 98以降に対応し、音楽CDをMP3形式でリッピングする機能などが省かれたフリーソフト版と、すべての機能を利用できるシェアウェア14.95米ドルのPro版が用意されている。現在Nullsoftが運営するWebサイトからダウンロードできる。

【著作権者】Nullsoft, Inc.
【対応OS】Windows 98以降
【ソフト種別】フリーソフト
【バージョン】5.07（04/12/02）

□WINAMP.COM | Making a playlist, checking it twice.
http://www.winamp.com/
□窓の杜 - 【NEWS】「Winamp」v5.05以前にバッファ・オーバーフローの脆弱性、最新版でも影響
http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/11/24/winamp505secad.html

（中井 浩晶）